内容説明
度重なる刺客との戦いに疲れ果てた織江。彦馬をあきらめれば、一人で逃げ切れるかもしれない―。思いに揺れる織江にはしかし、新たな刺客が迫っていた。一方、彦馬は松浦静山に諸外国を巡るよう命じられ、長崎へ向かった。そこで彦馬は、一緒に日本を脱出するため織江を待ち続ける。果たして二人に安住の地はあるのか?そして長崎での最終決戦の行方は?著者代表シリーズ完全版、遂に完結!最後の特別新作収録。
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒。93年に「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞し、デビュー。2015年、「耳袋秘帖」シリーズで第4回歴史時代作家クラブ賞・シリーズ賞、『沙羅沙羅越え』で第21回中山義秀文学賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kei302
42
最後の辺りはちょっと強引かな。でも、長い間逢えなかったんだからこれも良しですね。敵役でダークで織江大好き川村さまが最後に決めてくれました。思わず きゃあぁぁあとなりました。格好よかったです。その分、夫 彦馬の影が薄くなって笑えた。2023/12/25
Hugo Grove
10
読了2019/12/29
tomtom
9
9、10巻と書き下ろし。雁次郎の病で死んでしまうかと心配したけどやっぱり雁次郎で、元気に復活して安心した。途中に小惑星探査機はやぶさだの交通事故だの現代のことが挟まってきてガッカリする。2022/11/02
wcibn?
0
面白かった。特に犬のブルブルの凄腕忍者、大好き。4点。2023/07/29