内容説明
逢えなくても、せめてそばで愛する夫を守りたい。抜け忍となり逃亡中の織江は、変装し彦馬の周囲を見張っていた。ある日、怪しげな男とすれ違う織江だが、それ以来、奇妙な出来事が起こり始める―新たな討っ手、お庭番最強と謳われる呪術師寒三郎がついに動いたのだった。さらに、織江がよく知るあるくノ一も、元平戸藩主・松浦静山の“幽霊船貿易計画”を手伝う彦馬に接近し始めていて…。書き下ろし短編「ねずみ静山」収録。
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒。93年に「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞し、デビュー。2015年、「耳袋秘帖」シリーズで第4回歴史時代作家クラブ賞・シリーズ賞、『沙羅沙羅越え』で第21回中山義秀文学賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kei302
48
抜け忍となり逃亡中の織江。ピンチが続きます。くノ一の浜地の技がすごい。絶体絶命の織江を救ったのがニャン太! 胸が熱くなったよ。ニャン太、よくやった!2023/12/13
tomtom
11
7、8巻に書き下ろし短編。静湖姫がもっと出てくれるといいな。犬の占いが嘘くさくてしょうがない。2022/11/01
Hugo Grove
9
読了2019/06/05
大島ちかり
7
強いだけでなく、人情物で面白かった。 悪党にも味方したくなる。2024/01/13
wcibn?
1
面白い。4点。2023/07/29