内容説明
ついに妻・織江の正体を知った彦馬。だが彦馬の想いは変わらず、手習い所の先生をしながら妻との再会を願う。一方、抜け忍となることを決意した織江の前には、お庭番頭領の川村真一郎が立ちはだかる。そんな織江に手を差し伸べたのは、かつての凄腕くノ一、母・雅江だった。川村の企みに満ちた「お化け屋敷」で壮絶な戦いが繰り広げられる中、織江の驚くべき過去も明らかに―。特別書き下ろし短編「牢のなかの織江」も収録。
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒。93年に「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞し、デビュー。2015年、「耳袋秘帖」シリーズで第4回歴史時代作家クラブ賞・シリーズ賞、『沙羅沙羅越え』で第21回中山義秀文学賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kei302
50
完本3巻目。娘がくノ一だった! 想定内。面白いんだけど ちょっと食傷気味… 完本版書き下ろし「牢の中の織江」が面白かった。2023/12/10
tomtom
11
文庫本の5、6巻だけど完本版書き下ろしが嬉しい。織江、雅江だけでなく川村、鳥居みなが恋に走ってしまった。織江の出生も明らかになったけど、本人にはいつか伝わるといいな。雁次郎はやっぱり14歳でなかったことがおかしい。それじゃあ織江の変装は見破れないよ。2022/10/09
Hugo Grove
9
読了2019/04/25
wcibn?
0
面白い。4点。2023/07/29
薫の君
0
なかなか緊迫した1冊でした。まだまだ先が気になる。彦馬と織江、会える日が早く来るといいね2022/07/31