出版社内容情報
歴史学習の最先端は「東大流」今こそまんがで読みたい『日本の歴史』第1巻文庫版には
●1巻
「歴史を学ぶこととは」銭谷眞美氏(東京国立博物館 館長)
解説 井上洋一氏(東京国立博物館 副館長) 収録
●監修・山本博文教授による「はみだし講義」を各章末に収録
●「日本史と世界史の比較年表」を巻末に収録
山本 博文[ヤマモト ヒロフミ]
監修
内容説明
3万数千年前、マンモスやナウマン象を追いかけて、大陸から陸続きだった日本列島に人類が移動してきた。縄文時代の末期、稲の栽培が始まると貧富の差が生まれ、弥生時代には小さな国同士の戦争も起こる。やがて邪馬台国の卑弥呼のように、中国に使者を送って王の地位を認めてもらう者が出てきた。本巻では、旧石器時代から大和政権の成立までの日本列島の歴史を見ていく。
目次
第1章 日本列島の誕生と縄文の人びと
第2章 弥生時代―戦いのはじまり
第3章 邪馬台国の女王卑弥呼
第4章 古墳作りと大和の大王
著者等紹介
山本博文[ヤマモトヒロフミ]
1957年岡山県津山市生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。現在、東京大学史料編纂所教授。文学博士。92年『江戸お留守居役の日記』で第40回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月の実
13
学習シリーズ版を読んで、比較のためこちらも読んだ。学習シリーズ版にあるカラー資料はなかったけれど、監修の山本博文さんの書き下ろしコラム「はみだし講義」が載っていて、軽量だしこちらも良い。2022/05/07
卯月
6
表紙:吉崎観音、漫画:岩本佳浩。子供のころ小学館の漫画日本の歴史が20冊家にあり、人物日本の歴史の「縄文人の生活」「卑弥呼」まで買ってもらって、石器の作り方とか竪穴住居の作り方とか土器の作り方とか勾玉の作り方とか延々読み返し続けてた身からすると、本書は駆け足で戦ばっかりしてる印象(^_^;)。作り方の説明も一応載ってるが、ワクワクしない……。稲作で米が貯蔵可能になって奪い合いで環濠集落で戦になる流れは仕方ないんだけどね。邪馬台国は狗奴国と戦争。古墳時代の大和政権は新羅へ侵攻、磐井の乱を平定して本書終わり。2019/04/07
*みかん*
2
2019年7月10日 読了。 角フェス本に入っていてファイル目当てで買いました(笑) 語句などの説明もわかりやすく書いてはあるのですが、読んでいてワクワクするというより後味はあまりよくない歴史漫画本でした。戦いもひとつの歴史かも知れませんが、戦いばかりで、日本の漫画なのですが 現地人(日本人)があまりよい描かれ方じゃないからかな? 歴史好きなのですが、この調子の描き方なら次の巻以降はあまりよみたい感じにならないかも…💧 絵も馴染みやすい感じなのに残念。2019/07/11
wataboushi
2
このシリーズ、全巻読破目指す👍2019/06/17
考えない人
0
食料を安定して得る方法がなかった旧石器時代の社会は貧しかったけれども平和で平等だった。弥生時代に大陸から稲作が伝わると富が偏るようになり土地や食料の奪い合いになった。もっと豊かになりたいという人間の願望が技術を発達させ、同時に争いも生むのだと思った。2020/08/12