角川スニーカー文庫 スーパーカブ〈５〉

トネ・コーケン【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2019/07発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 277p／高さ 15cm
• 商品コード 9784041070826
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

高校卒業も間近の１月。３ヶ月後に迫った大学生活の目途も立ち、山梨で過ごす時間もあと少し。しかし残った高校生活を平穏に過ごそうとする小熊とカブに、突然の試練が襲い掛かる。入院期間は５週間。初めての入院、初めての手術。同じ病室になった、３人の個性的な女性たち。カブと引き離された小熊の日常は、半日で一変していた。一方、大学受験を控えた椎は、たったひとりである挑戦をしようとしていて…。両親も友達も趣味もない、何もなかった少女が手に入れたカブのある生活。これからもバイクと一緒に生きていくために、もう一度少女が向き合う、カブとの付き合い方。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ヒロロシ33]

小熊入院、読んでいるこちらまで痛々しいのが伝わってきた😢 専門用語が出てきて、少し戸惑ったけど、面白かった🎵 椎も成長したね😆 入院中新しい友達もできたみたいだし。

2019/09/02

[ひさか]

カクヨム2018年12月〜2019年4カクヨム掲載のものに加筆修正して、2019年7月角川スニーカー文庫刊。小熊のバイク事故による入院生活。小熊が桜井を脅す場面と礼子と小熊が、互いのバイクを蹴る場面には、良い印象が持てません。ちょっとがっかりです。

2019/08/15

[よっち]

高校卒業も間近の1月。3か月後に迫った大学生活の目途も立ちった小熊。新生活に向けた準備に余念がない彼女が、まさかのバイク事故に遭遇してしまう第五弾。入院期間は5週間。初めての入院、初めての手術。同じ病室になった3人の個性的な女性たち。すっかりハードボイルドなバイク少女になった感があった小熊でしたけど、そんないいことばかりが続くわけでもなくて、まさかの入院によって生活が一変する様子はなかなか興味深ったです。それでも自分が事故ってもカブのあるのが当たり前の生活に微塵もブレがない小熊は流石だと思いました（苦笑）

2019/11/06

[まりも]

カブに乗っていれば楽もあれば苦もある。小熊人生初めての事故に遭うシリーズ第五弾。舞台が学校周辺から病院になっても小熊は小熊。学友たちも癖のある面々ばかりだが、病室のルームメイトもこれまた中々の癖ありたち。そんな変わり者たちばかりの愉快で時々キツい入院生活は読み応えがあって面白かった。入院生活で得た経験や新たな人間関係と、これまでの人間関係。事故を経てまた一回り大きくなった小熊のこれからが非常に楽しみだ。男前女子って良いよね。次はいよいよ大学生編か？

2019/07/03

[かんけー]

今回のテーマはバイクと入院。過去回で多少？危ない目に会いながらもどうにか切り抜けてきた、小熊だったが、冒頭のタクシーとのバトル成らぬ接触事故は結構リアルで。病院での入院生活の描写も、個性の強いwキャラの擁立の上手いこの作者の事、礼子や椎とも違う？苦笑(^_^;)の連続級のキャラに納得(^_^;)同じようにバイクの怪我で入院の桜井！ネト排ユーザーの後藤？病室の老名主wな一番常識的な中村さん。然し？前巻のバイク便エピソードと同じく、色んな個性の人物と触れ合う事で、小熊の感性と見聞の習得に役立つと♪小熊の→

2019/06/30