出版社内容情報
名作映画からインスピレーションを得て描く、珠玉のミステリー短編集第3弾妻の身代わりで殺人罪で刑務所に入った男が二十年ぶりに出所してみれば……ゆるやかな恐怖を包み込みながら、ユーモアとサスペンスに満ちあふれた懐しの名画ミステリ五編。
赤川 次郎[アカガワ ジロウ]
著・文・その他
内容説明
妻の身代わりに殺人の罪で服役していた男が、20年ぶりに出所した。迎えの姿はなく仕方なく歩き出すと、目の前で停ったスポーツカーから降りて来たのは、立派に成長した娘。促されるまま、連れて行かれた先は、ペントハウスだった。今までとは全く違った豪華な生活が用意されており、妻と新しい人生を歩み始めたが…。家族間の知らない秘密、隠していた弱みを他人に握られる恐怖が描かれた、ミステリー短編5編を収録。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。76年、「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞、16年、『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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coco夏ko10角
18
名作映画からインスピレーションを得て描いた5つの作品収録の短編集。自分の家と家族構成がそっくりなテレビドラマが話題『理由なき反抗』と夫が亡くなる前から何かと助けてくれる義兄『家族日誌』が印象に。2023/02/15
Kana
11
名画シリーズは初読み。名画を観たことはないけど面白く読めた。最後の『草の上の昼食』は殺人とか出てこないしハッピーエンドで良かった。赤川次郎さんの作品は読みやすくて一気読み。2018/08/04
蕭白
8
懐かしい雰囲気が漂っていて、いい時間が過ごせました。2018/08/11
リリパス
5
5つのお話が入っている短編集です。どちらかというと、もの哀しいお話が多かったような感じです。2018/10/24
ガロ
1
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