出版社内容情報
鉄道警察隊・新宿分駐所に配属された新人の北見は、平和な日常に物足りなさを感じていた。しかし駅員から「券売機のお金が盗まれた」と連絡が入り……。個性豊かなメンバーと共に新宿駅のトラブルに挑む!
内容説明
警察官の父に憧れて警察官採用試験に合格した北見未来。しかし配属されたのは、希望とは異なる新宿駅構内の鉄道警察隊だった。イケメン所長の白神、厳しい指導官の八雲、2年先輩のライバル日立ら個性豊かな面々と共に、北見は1日340万人が乗降する巨大ターミナル駅で、慣れない仕事に奮闘していく。そんなある日、中央線ホームに列警が鳴り響く。構内を巡回していた北見が駆けつけると、急停車した列車内で何かが破裂したというが…。
著者等紹介
豊田巧[トヨダタクミ]
1967年大阪府生まれ。ゲームメーカーで電車運転ゲームなどの宣伝プロデューサーとして活躍。2009年『鉄子のDNA』で作家デビュー。鉄道関連作品を中心に著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
167
新宿駅の鉄道警察隊のヒロイン北見未来の奮闘物語。入社して初めの頃は、期待と希望を持って仕事するから、全ての犯罪者を一掃したいと気負いすぎてしまうもの。仕事の経験を積んで、交通機関は事件もなく異常なしが一番がいいと、いつか未来が理解できる日が来るといいと思う。それでも事件は起きる。未来の事件に挑む姿は凛々しくかっこいい。そして、さすが鉄道関連作品の第一人者の豊田さん。駅内の人の往き来や人の流れの情景が目に浮かんでくる。そんな中で、父親と娘の関係は微妙な距離感と壁があるのだなと思った。2022/07/06
papako
68
『鉄』の文字に惹かれて読んだけど、いまいち。鉄道警察隊、新宿分駐所に配属された北見が事件を解決。なんだけど、さくさく読めたから本筋とかストーリーは良かったのかもしれませんが、セリフがなんだかなぁ。『ホシをあげる』とか『手錠をうつ』とか言うのが違和感。犯人たちもひどくて、実際そうなんだろうけど、なんだかなぁでした。ラストの犯人は登場してすぐに気づける。残念。2020/04/01
ヒロロシ33
38
面白かった👍 続編出てくれると嬉しいなぁ。 2019/05/05
coco夏ko10角
19
捜査一課を目指していたのに鉄道警察隊・新宿分駐所に配属になった北見、特に事件の無い毎日だったが…。馴染みのない鉄警の仕事色々でなかなか面白かった。父親とのことはもう少し物語にからんで欲しかったな。2022/08/10
フキノトウ
19
表紙に惹かれて読んでみましたが、思っていたよりあっさり。左にいる八雲さんともうちょっと絡んで欲しかったな。2019/11/18