角川スニーカー文庫 如月さんカミングアウト

語部 マサユキ【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2018/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 292p／高さ 15cm
• 商品コード 9784041068175
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

完全無欠な生徒会長と、オタ友はじめました――秘密の放課後ラブコメ。如月キサキ。圧倒的な美貌とカリスマで「絶対零度の女帝」と呼ばれる、完璧な生徒会長。そんな彼女が実はオタクだと知ってしまった俺は、「秘密のオタ友」として放課後に一緒にゲームをするようお願いされて……。

語部　マサユキ［カタリベ　マサユキ］
著・文・その他

風の子［カゼノコ］
イラスト

内容説明

如月キサキ。「絶対零度の女帝」として我が校に君臨する生徒会長。その冷たい美貌は人を寄せ付けず、俺のようなオタクには縁遠い存在―のはずだった。「貴方たちの会話に私も入れたらと…いつも思っていました」如月さんは孤独な隠れオタクだったのだ！秘密のオタ友に選ばれて、毎日一緒にゲーム対戦、アニメ鑑賞…普段と違いすぎる如月さん（かわいい！）にドキドキする俺だったが、実は彼女にはもう一つ秘密があって…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

「絶対零度の女帝」として君臨する生徒会長・如月キサキ。偶然彼女が隠れオタクだったことを知った日向和也が副会長として生徒会に引き込まれ、秘密のオタ友として一緒にオタク生活を満喫する青春小説。厳しい家の事情で放課後をオタクライフに費やす意外と積極的なキサキとの楽しい日々。訳あって集まった曲者揃いな生徒会メンバーの思惑は、なぜか（？）ことごとくキサキとの甘いハプニングに繋がっていて、つまるところ何もかもがキサキと和也のラブコメへ集約されてゆく展開にあまり意外性はなかったですが、これはこれで楽しめた一冊でした。

2018/02/28

[まりも]

絶対零度の女帝と呼ばれる生徒会長の秘密を偶然知ってしまった少年が、秘密を守りながら共にオタライフを送る学園コメディ物語。憧れの美少女と共に生徒会室でアニメを見たりゲームをしたり、休日にはデートに行ったりする。そんな甘くて楽しい二人の姿を描いた今作。生徒会メンバーの秘密には驚いたけど、それ以外はいたって普通のラブコメ。正直設定が活きていなかったけど、ヒロインの可愛らしさと主人公の一生懸命さは中々素敵で、それだけでも十分楽しめました。田舎ネタの部分では共感するところもあったし、こういうのも面白いね。

2018/03/05

[もも]

隠れオタクの生徒会長との普通のラブコメかと思ったら色々と訳あり？な感じで面白かったです。如月さんは勿論可愛かったのですが、他3人の生徒会メンバーも個性的で面白い！ラストのカミングアウトがすごく良かったです。あと地方オタクあるあるは結構共感できるところがあり読んでいて楽しかったです。休日のショッピングセンター、知り合いに会う確率高くて辛いよね笑 放課後2人でゲーム対戦やアニメ鑑賞は楽しそうで羨ましい笑 続きがあれば読みたい作品です♪

2018/03/10

[かんけー]

面白いです♪読み友さんのレビューを拝見して読みたくなって(^.^)生徒会長如月さんは「絶対零度の女帝」と怖れられる存在だが実は...？と言う内容♪キモオタを自称する日向和也はその近付き難い会長に名指しで呼び出されビクビク(^_^;)和也の「オタクはみんな同士」と言う考えに好印象♪如月さんのキャラ設定に多少？の突っ込み処も在るけど、些細な事に思える。脇を支えるサブキャラの方がヒロインより濃いキャラに思わず苦笑(^_^;)然し、如月さんの気持ちはよう解る！同じ関東圏でも自分の住んでる所でさえ首都圏と違う→

2018/03/10

[むっきゅー]

ド直球の悶絶ラブコメですな。冷凍美人として名高い生徒会長の如月さんは、隠れオタク。オープンおたくの主人公・和也くんのサポートのもと、こっそり二人でオタク趣味を楽しむ関係になったのだが...という話。実は、如月さんと和也くんがカップルになることを強く望む勢力があり、彼らの陰謀によって悶絶級のラブコメイベントが次から次へと発生する。そうなってくると、最初は特に恋愛感情のなかった二人も、急速に意識し合ってしまう。もう完全に相思相愛ですね。次巻では、さらなる悶絶イベントで奥手な二人を進展させてほしいです。

2018/03/05