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出版社内容情報
森崎 亮人[モリサキ リョウト]
著・文・その他
necomi[ネコミ]
イラスト
内容説明
世界統一を成した英雄“北の皇帝”ジンには、多種族が集う名門・セントラル学園での講師生活など造作もなかった。「俺は1日1分だけ本気を出せる」そう言って、向かってくる全生徒を18秒で沈め、種族に合わせた100点満点の指導も欠かさない。全てにおいて俺TUEEEな日々の連続であった。そんな中、オーガ族のシュテルは父の仇を討つ為にさらなる強さを求める。心打たれたジンは、死の淵に立たせることにより真の力に目覚めさせるという、最高の講義を施す。しかし、ここで1つ問題が―それは仇討ちの相手が俺ってことだ!!世界を掌握した皇帝による学園決闘ファンタジーが始まる!
著者等紹介
森崎亮人[モリサキリョウト]
ゲームを中心に活動するフリーランスのシナリオライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nawade
11
★★★★☆ 破壊神を討伐し世界統一を成し遂げた北の皇帝が学園教師・ジンとして赴任する学園決闘ファンタジー。破壊神戦の後遺症で満身創痍、しかし、1日1分だけだせる本気により、生徒たちを窮地に追い込むスパルタ教育を実施。己を仇と狙うオーガロードの姫・シュテルまで熱心に指導。そのシュテルの脳筋ぶりが凄すぎる。オーガロードの血筋ということもあってか、考えないのではなく考える前に反射的に動いてしまう美少女との同居生活は美少女特有の魅力と脳筋行動の両面で刺激的!vsインキュバスは彼女の脳筋的魅力が溢れていてGood!2018/03/31
真白優樹
10
百年戦争が終結した世界で、満身創痍の皇帝の青年が多種族が集う学園に赴任し、鬼人の姫と出会い始まる物語。―――死ぬ前に為すべき事がある、だからまだ死ねないから。代理戦争の舞台と化した学園で、青年の周りを取り巻くは癖が強すぎる少女達。そんな他では見た事無い、クドい程に濃ゆいヒロイン達と絆を結び、水面下で進行しつつある危機に立ち向かうこの物語。ドタバタの大騒ぎの中、ぶつかり合うのは少女達のある意味純粋な熱い想い。その波に乗れた時、見える面白さがある筈である。是非とも体験してほしい。 次巻も須らく期待である。2018/04/02
リク@ぼっち党員
7
世界を救った英雄のエンドロールのその後。暇を持て余した北帝は後世の教育のために学園へ。しかし初日にオーガの娘に襲撃を受け迎撃、そこから奇妙な共同生活が始まる。講師要素は薄めでヒロインたちとの関係の構築がメイン。シュテルの脳筋突進っぷりがすごい。まだ才能で突っ走ってるので、今後はジンの指導によって強く正しく成長していってほしい。あとこれハレムつくったら大変そうだな。ヤンデレ気味妹に破壊願望に英雄の押し付け。ヒロインのキャラ濃すぎぃ!2018/04/02
コロンブス
6
破壊神を討伐して世界を救った英雄ジンのその後を描く物語。自身の身分を隠し、多様な種族が集まる学園都市に教師として赴任するも、初日にオーガ種の娘であるシュテルに襲撃されてしまい、事態の収束を図る為に保護観察という名でシュテルとの共同生活が始まる。「人類の中間」として定義される人間という種族、多様な種族が集まる学園で描かれる、個性的な登場人物たちの掛け合いが本作の魅力の一つ。スライムや魚人等のキャラの挿絵がなかった点が惜しいので、次巻はより多様なビジュアルの登場人物たちの姿が見られることに期待したい。2018/04/08
八岐
4
オーガという完全戦闘脳筋種族で実際言動もバーサーカーでありながら、同時に文化人であり楚々としたお姫様でもあるというギャップをギューっと凝縮したようなシュテルのヒロインとしての存在感がとにかくスゴイ。だけではなく、世界観もキャラクター周りの語り口もそこはかとなく「典雅」な装いがあって、なんか凄く好き。2018/05/30