角川文庫<br> 行きたくない

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角川文庫
行きたくない

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  • サイズ 文庫判/ページ数 249p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041067888
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「ひとりで行きなよ」「いやなの、ねぇ条介お願い、ついてきて」
高校生の僕は幼馴染のアンから、恋人と別れるところを見ていてほしいと頼まれる。
バイトを休んで渋々ながら彼女についていった僕が目にしたのは--。(『ポケット』加藤シゲアキ)
朝起きてぼうっと生きていたらいつの間にか時間が過ぎ去っている。仕事から帰宅すると、毎日違う知らない友達が家にいる。
そんなある日、一人の友達だけが何度も家に来ることに気がついて――。(『コンピレーション』住野よる)

誰に何を言われようと行きたくない場所もあれば、なんとなく気持ちがのらない朝だってある。
ふとしたきっかけでサボってしまうかもしれないし、人生を変えるような決意で回れ右をすることもあるかもしれない。
ひとはいつでも「行きたくない」気持ちを抱えている。
僕たちのそんな所在なさをそっと掬い上げる、刹那のきらめきを切り取った物語。

内容説明

恋人との別れ話を見ていて―幼馴染に頼まれた僕に訪れた出会い(「ポケット」加藤シゲアキ)。私の家に毎夜違う知らない「友達」がやってくる。ある時から、同じ人が何度も現れるようになり(「コンピレーション」住野よる)。加藤シゲアキ、阿川せんり、渡辺優、小嶋陽太郎、奥田亜希子、住野よるが夢の競演。誰だって「行きたくない」時がある。そんな所在なさにそっと寄り添う、一瞬のきらめきを切り取った書き下ろし短編集。

著者等紹介

阿川せんり[アガワセンリ]
1988年北海道生まれ。北海道大学文学部卒。2015年『厭世マニュアル』で第6回野性時代フロンティア文学賞を受賞しデビュー

奥田亜希子[オクダアキコ]
1983年愛知県生まれ。愛知大学文学部哲学科卒。2013年『左目に映る星』で第37回すばる文学賞を受賞しデビュー

加藤シゲアキ[カトウシゲアキ]
1987年生まれ、大阪府出身。青山学院大学法学部卒。NEWSのメンバーとして活動しながら、2012年1月に『ピンクとグレー』で作家デビュー。以降『閃光スクランブル』などヒット作を生み出し続け、アイドルと作家の両立が話題を呼んでいる

小嶋陽太郎[コジマヨウタロウ]
1991年長野県生まれ。信州大学人文学部中退。2014年『気障でけっこうです』で第16回ボイルドエッグズ新人賞を受賞しデビュー

住野よる[スミノヨル]
2015年に刊行したデビュー作『君の膵臓をたべたい』がベストセラーとなり、2016年の本屋大賞第2位にランクイン

渡辺優[ワタナベユウ]
1987年宮城県生まれ。宮城学院女子大学卒。2015年『ラメルノエリキサ』で第28回小説すばる新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ソルティ

301
こういう、1つのテーマに沿って複数の作家さんが書き下ろすという本、企画もメンツも内容も、おもしろい!どれもとても読みやすい。色んな「行きたくない」があって、共感できるのも、考え深いのもあって良い!そんなマイナスな感情でこんなに素敵な話がたくさん書けるものなんですね。「だって、その言い方は、あなたが望む私になってほしいってことだから。それを受け入れてしまえば、私とあなたの関係は対等でなくなってしまうから。友達ではなくなってしまうから。あなたと友達でいたい私は、そのあなたの望みを叶えてあげることは出来ない。」2020/05/02

mae.dat

256
6話のアンソロジー短篇集ですが、各話の共通項が儂如きでは見つけられなくて(。•́ - •̀。)。これは『行きたくない』ですねって分かり易いのもありますが、幕の引き方もふんわりとしていると感じるものが多めでね。どこを取って「行きたくない」のか、又とは「生きたくない」なのか。逆に「行きたい(生きたい)」のか。とね。ただ、各人共に設定は中々凝っていて、想像的で面白く感じましたよ。6名中4名さんがお初でしたが、別の作品にも出会ってみたいと思いましたよ( ¨̮ )。2023/01/13

寂しがり屋の狼さん

177
長らく積読本になってました(笑)『住野よる』さん目当てで買いましたが「行きたくない」は「生きたくない」であったり、どの作品も独特の世界観で良かったです。『シャイセ』は衝撃的でした。他人の優しさとか幸せとか…それぞれの価値観があるのですね(*^.^*)2019/07/21

みっちゃん

175
しなきゃならない、義務だと思うとやる気が失せる。逆に「出かけるな」「家にいろ」とお達しがあると行きたくなる。人間の内面は複雑極まりない。でも自分の意思を持たないはずのAIが「行きたくありません」と言い出したら。AIに依存した近未来でピンポン玉と木とスポンジを足して3で割ったような見た目のカイメン型ロボットの発言が起こした騒動と顛末を描いた「ピンポンツリースポンジ」が愉快で楽しかった。2021/03/08

kou

156
「行きたくない」って思う理由は、人の数だけあるんだろうなぁ!と、当たり前の事だと思うがボンヤリ考えてしまった。どの短編も続きが気になってしまったが、住野よるの作品がダントツで印象に残った。同じ設定で他の作品も、是非読んでみたい。2019/11/06

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