角川文庫<br> 熱き血の誇り〈下〉

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角川文庫
熱き血の誇り〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041067598
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

白い人工血液に拘わる、社長秘書の失踪。うろんな事件の数々。驚愕の結末!違法な人工血液を追っていた麻矢は、真相を知る元婦長・鳥飼キヨ子と連絡を取れ、焼津の海岸に呼び出されるがそのまま行方不明となる。友人でフリーカメラマンののぶ代は必死に彼女の行方を捜索するが杳としてしれなかった。しかし調べるうちに輸血を人工血液に代替えする病院がある新興宗教と通じていることを知る。一方、遠くスペインのカディスから一組の男女が幼い娘とともに逃避行してくる。彼らは事件に巻き込まれ殺し屋に追われていた。白い人工血液を巡って起きる数々の事件、全ての謎が一本の線で繋がっていった先に驚愕の結末が! 超一流の傑作エンタテインメント!


寺町麻矢 〈八甲製薬〉秘書室員
秋野のぶ代 麻矢の友人・フリーのカメラマン
吉森卓郎 〈八甲製薬〉広報部員 麻矢の先輩
八十島甲吉  同・
筑波光彦  同・開発部長
岩戸良輔  静岡県警警備部外事価警部補
奥井 準  〈ユダの光〉医療相談員
鳥飼キヨ子  元三國医院看護婦長
ブロンセ  フラメンコの歌い手


逢坂 剛[オウサカ ゴウ]
著・文・その他

内容説明

人工血液製剤「フロロゾル」の存在を調べていた麻矢は、事件のカギを握る元看護婦長から、静岡・焼津の海岸に呼び出され、行方不明に。麻矢に同行していたカメラマンののぶ代は「フロロゾル」を輸血として代用する病院が、ある新興宗教団体と通じていることを知る。怪しげな産廃処理業者やスペインからの追っ手も絡み、事件は更に混迷を極める。息もつかせぬ展開、全ての謎が繋がった先に待ち受ける、驚愕の結末とは!

著者等紹介

逢坂剛[オウサカゴウ]
1943年東京生まれ。80年「暗殺者グラナダに死す」で第19回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。86年刊行の『カディスの赤い星』で第96回直木賞、第40回日本推理作家協会賞、第5回日本冒険小説協会大賞をトリプルで受賞。2013年第17回日本ミステリー文学大賞、15年には『平蔵狩り』で第49回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てつ

46
新潮文庫から角川文庫へと換わった新刊。二十年前の作品。言葉使いが古く感じるのは、この作者の特徴だろうか。飽きずには読めたが、電車本かな。2018/12/16

かおる

22
古い作品みたいだけど気にならず、製薬会社や北朝鮮やスペインなど様々なこと出来事が綺麗につながっていくのが面白かった。2018/12/27

米太郎

20
下巻まで勢いのまま読み進めたが、2時間ドラマ並みの詰め込みさで疲れて後半は流し読み。スケールがでかすぎて、伏線めいたものもありましたがとっちらかってる感じがした。2023/01/20

sayan

20
更にスピードを増して展開する下巻。おもちゃ箱をひっくり返したようなテーマは、(良い意味で)やっと一つの、つまり「血」を巡る物語に収斂する。そこに至る物語の進め方に違和感はほとんどない。著者の筆力の表れか。ともあれ、読後感は、ちょっとしたエンタメ映画を見終わったよう。いくつか見せ場はあったが、特に印象には残らなかった。ただ、なんとなく面白かったなと、「消費」した感覚だけが残った。2018/12/28

スナイデル

13
3.52022/12/28

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