出版社内容情報
長谷川 伸[ハセガワ シン]
著・文・その他
伊東 昌輝[イトウ マサテル]
編集
内容説明
“日本の敵討ちは単なる報復ならず、独自の“格”を遂に備えるに至った”(序文より)神武天皇、源頼朝、曾我兄弟、渡部数馬・荒木又右衛門、石井源蔵・半蔵、大石内蔵助…。日本の歴史上の敵討ちを、膨大な資料を繙き、丹念に書き起こした未発表草稿370余篇。その中から、弟子だった伊東昌輝が代表的な敵討ち27篇を厳選。股旅物で日本人の心を打ち、後の作家に多大な影響を与えた時代小説の巨星、50年ぶり幻の新作!
目次
兄五瀬命の報復に長髄彦を討ち滅ぼす神武天皇
安康天皇を父の讐と弑して眉輪の王子焚死す
顕宗天皇、御陵(雄略天皇)に報復を命じて止む
「天道の許し給うと聞く」上総の小侍の敵討ち
勢至丸(法然)、父の敵明石源内の額に矢を立つ
謡曲『西寂』の材料は河野四郎通信の父の敵討ち
頼朝、父(義朝)を殺したる長田父子を土磔にす
次郎丸兄弟、放下僧に扮し父の敵を瀬戸に討つ
富士の裾野の狩野に曾我兄弟、工藤祐経を討つ
十三歳の六次郎、親兄弟七人を殺せる賊を討つ〔ほか〕
著者等紹介
長谷川伸[ハセガワシン]
1884年、神奈川県横浜市生まれ。1963年、没。小学校を中退後、様々な職を転々とし、新聞記者のかたわら創作を開始する。1928年に発表した「沓掛時次郎」が話題となり、いわゆる“股旅物”の流行作家となる。代表作「瞼の母」「一本刀土俵入」は今に至るまで繰り返し上演・映画化されている。1956年『日本捕虜志』で菊池寛賞、1962年多年にわたる演劇界への貢献により朝日文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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