角川文庫<br> ありがとうは僕の耳にこだまする

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角川文庫
ありがとうは僕の耳にこだまする

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  • サイズ 文庫判/ページ数 192p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041066676
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C0192

出版社内容情報

会話ができないからこそ聴こえる、生きものたちの声、世界のささやき。「やさしい人」

自分が知っていることは
みんなも知っていると思うのは
普通の人
みんなは知らないことを
自分は知っていると思うのは
自分よがりな人
自分の知らないことは
みんなも知らないと思うのは
自分勝手な人
みんな知っているのかなぁと心配するのが
やさしい人

カラー写真を増補した文庫版。プレゼントにも最適!

東田 直樹[ヒガシダ ナオキ]
著・文・その他

内容説明

「思いを言葉に置き換える作業は自分にとって、時にやさしく、時に厳しいものなのかもしれません」会話の困難な自閉症者でありながら、文字盤やパソコンを使って心の声を言葉にし続ける東田直樹。幼い頃からの創作活動の原点となったのが「詩」の世界だった。生まれたてのような感性で捉える自然や生きもの、行き場のない辛さや悲しさ、生きることの喜び―温かな感動と勇気に包まれる82篇の詩。カラー写真を増補した文庫版!

目次

光の中へ
この桜の木の下で
クリオネ
晴れの日
しずくが僕を包む時
次の一歩
僕らの夢
争う
たくましいのは 蚊
立派な話〔ほか〕

著者等紹介

東田直樹[ヒガシダナオキ]
1992年8月千葉県生まれ。会話のできない重度の自閉症でありながら、パソコンおよび文字盤ポインティングによりコミュニケーションが可能。13歳の時に執筆した『自閉症の僕が跳びはねる理由』(エスコアール、角川文庫)で、自閉症者の内面を平易な言葉で伝え、注目を浴びる。同作は国際的作家デイヴィッド・ミッチェルにより翻訳され、30か国以上で翻訳、世界的ベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

12
息子が成人し、成人式で教育委員会からいただいた『20歳の20冊』のうちの1冊。2022/01/15

れもん

8
★☆☆☆☆2023/10/06

Marina

3
東田さんのことは授業で知りました。障害者・東田さんの魂の叫びが、選び抜かれた言葉に込められています。彼はまた、会話の出来ない他の多くの自閉症の人たちと、そばに寄り添うご家族をも救っています。言葉の力を痛感させてもらえる作品です。純粋に、いいこというな〜って思いながら読ませて頂きました!2020/01/25

さとう

3
書店で目にした瞬間、タイトル / 表紙 / 帯の言葉 すべてに心が揺さぶられ、思わず手に取りレジへ直行しました。とにかく沁みる。どうしたらこんな言葉のつむぎ方ができるんだろう。やさしくもかなしく、まっすぐに響いてくる1冊です。2018/04/18

桜📕のベルズ

2
詩集になっています。風景や人間性、感じたことなどをリズミカルに表現されていて、素晴らしいと思いました。またそれぞれの詩の中に隠されたメッセージには、深く考えさせられました。詩の奥深さを改めて実感しました。2019/01/10

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