角川文庫<br> 隠密同心―幻の孤影〈3〉

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角川文庫
隠密同心―幻の孤影〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041066621
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

謎解きのスリルと人情ものの感動を掛け合わせた、小杉健治の新たな代表作!風神一族の謎を追って潜入捜査中の上役は行方知れず。いずれ妻にと心寄せるおつたとの将来も見えず。孤独な任務の隠密同心の務めに心を揺らす市松―しかしそこには市松の伺い知れぬ深いわけが隠されていた。

小杉 健治[コスギ ケンジ]
著・文・その他

内容説明

贋金造りの科で武蔵屋善兵衛に裁きが下った。差入を度々届けていた妾にその死を知らせようとしたところ、女は全くの別人だったという。彼女は一体何者だったのか?真相を求め決死の覚悟で武州柿沼村に出向いた隠密同心の市松。そこは三十年前に父の人生を変えた事件が起きた土地であり、大いなる罠が待ち受けていた!果たして市松は生還できるか?そして黒幕の正体は―すべての謎が結びつくシリーズ最高潮の一作!

著者等紹介

小杉健治[コスギケンジ]
1947年、東京都生まれ。「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞、『絆』で日本推理作家協会賞、『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞。社会派推理小説や時代小説で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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とし

98
隠密同心 幻の孤影(三)30年前に武州柿沼村の一揆に関わった市松の父、市松を過酷な隠密同心に鍛え上げた父、死を装い失踪した松原源四郎が柿沼村で囚われの身に、隠密同心の仕事に疑問を抱きおつたと平穏な暮らしを望む市松、最後は柿沼村ですべての謎や疑問が解き明かされ事件が解決し、改めて非情な隠密同心として、おつたと共に歩む事に決めた佐原市松、さて次巻はあるのか。 2018/05/08

えみ

15
隠密同心・市松が活躍するシリーズ「幻の孤影」編三作目。贋金造りの秘密、そして父親が親子としての関係を捨ててまで市松を隠密同心に育て上げた理由が遂に暴かれる。隠密同心は武術や変装、聞き込み尾行の心得の他に、酒にもとことん強くなるよう仕込まれてるんだと思うともう市松には同情しかない。それでも命を懸けてお役目を全うしようとする姿に尊敬を禁じ得ない。逃げたくなってもいいじゃない、女と幸せを掴みたいって思ってもいいじゃない…隠密同心としてのお役目か、普通の幸せか。市松渾身の決断を目の当たりにする「幻の孤影」完結編。2019/07/03

犀門

4
No.142★★★★☆松原源四郎は生きていた!。2018/08/08

goodchoice

3
ついに謎の核心にたどり着いた!ヨカッタ、ヨカッタ。これで完結なのかなぁ。2018/06/08

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