角川文庫<br> お嬢さん放浪記

個数:
電子版価格
¥924
  • 電書あり

角川文庫
お嬢さん放浪記

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月16日 22時03分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041066560
  • NDC分類 290.9
  • Cコード C0195

出版社内容情報

戦後まもない頃に日本中を虜にした、時代を切り開いた女性の欧米滞在記!1948年、米国に留学中だった著者は、サナトリウムで療養しながら「起業」し、そのお金でヨーロッパに旅立った――。渡航が難しい時代に世界を渡り歩いた女性が残した、驚きと発見溢れる旅文学の金字塔!

アルバイトの記
友情のパスポート
シカゴの一夜 
オランダ風物
洪水
パンとイタリアの労働者
ドイツの冬の旅
お城をもらった話
女ひとり
 1 イタリアの巻
 2 フランスの巻
 3 税関の巻
オルレアンからサン・ブノアへ
ヨーロッパのお嬢さんたち
解説 麻木久仁子

犬養 道子[イヌカイ ミチコ]
著・文・その他

内容説明

「お嬢さん育ちに一本筋金を入れてもらいたい」―元総理の犬養毅を祖父に持つ27歳は、単身欧米を渡り歩くことを決意する。アメリカ留学中にはサナトリウムで“起業”したことで逮捕状が出され、オランダでは洪水に遭遇し、フランスでは金欠と高熱に苛まれるが、数々のピンチを「友情のパスポート」で乗り越え、見聞を広めていく。戦後まもない世界を自分の目で確かめた、セレブお嬢さまの奮闘記。

目次

アルバイトの記
友情のパスポート
シカゴの一夜
オランダ風物
洪水
パンとイタリアの労働者
ドイツの冬の旅
お城をもらった話
女ひとり
オルレアンからサン・ブノアへ
ヨーロッパのお嬢さんたち

著者等紹介

犬養道子[イヌカイミチコ]
評論家。1921年東京生まれ。犬養毅の孫。48年より欧米の大学で哲学・聖書学などを学ぶ。その後ヨーロッパ各国に滞在。その時の体験を『お嬢さん放浪記』にまとめ、同作はベストセラーとなった。「みどり一本」運動の提唱・実践、「犬養道子基金」の創設など、アジア・アフリカ・ヨーロッパの難民救済のための活動に精力的に取りくむ。カトリック信徒としても知られる。2017年7月没、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mukimi

110
1948年、27の歳からほぼ10年の欧米放浪記。こんなに心躍る本を本棚に眠らせていたなんて…と悔やまれる程、筆者のボーダーレスな好奇心、物怖じしないコミュニケーション力、膨大な教養、豊かな感受性と表現力に触れているとぐんぐん元気が湧いてくる。20代の頃海外旅行先で現地民相手に人見知り発動していた自分に届けてやりたい。でもそもそも、旅に出なくても、毎日生きていくにあたり偏見や先入観に引っ張られたり人見知りしてその人の物語に触れようとしないことはかなり勿体ないことだと気付かされ、知的好奇心を拡張してもらった。2023/04/10

夜長月🌙

60
祖父が犬飼毅である道子さんは自覚のあるセレブお嬢さまでしたが27歳の時、欧米へ放浪一人旅に出ます。親の助けは、まったく借りずに一人で人生を切り拓いていきます。アメリカから始まりオランダ、フランス、イタリアなど約9年に渡り働きながら社会貢献しながら生き抜きます。絶体絶命とも思えるピンチもとんでもない底力でしのいでいく様は生きることは「自分の可能性を発見すること」を実践しています。大いに見習う所がありました。図書館で借りましたが購入することにしました。2023/04/29

ヨーイチ

46
1957発表。最初の本にしてベストセラーを記録したらしい。1948の渡米、結核療養を克服して念願の(彼女の志向と思いは自叙伝などで窺える)ヨーロッパ留学を果たす。この辺りの各国での生活、活動のレポートといってもいい。全編に溢れる明るさ、明晰さ、学びの姿勢に曇りはなく読後感も爽やか。自叙伝の予備知識と併せると、その印象は更に深みを増す。カソリックの信仰と実際の活動はよく分からないのだが「人の為に働く」長い伝統に裏打ちされているネットワークは強固な様だ。続く2020/01/28

くさてる

25
昭和23年のアメリカ留学を皮切りに欧米を渡り歩くバイタリティ溢れたお嬢様の大冒険。おいおいこれは素晴らしいぞ!と言いたくなる一冊です。どの場所でもお嬢様の向こう見ずさとまっすぐさ、当たって砕けよといわんばかりだけど、時に気弱になるいじらしさ、なにより、世界を見るその目の純粋さ、美しいものを描写するその文才が素晴らしい。コミカライズしても楽しい一冊になりそうです。おすすめ。2021/03/13

マシュ

15
犬養毅の孫である犬養道子さんの海外留学のお話、と書けば何だか行間にシャンデリアのキラキラが見えそうだが、読んでびっくり、戦後の日本人女性の海外サバイバル記録でございました。昭和23年に、両親に頼らず他人のコネクションを使ってアメリカ留学した著者。目的はヨーロッパの美術に触れること。“親ガチャ”で当たったから行けたんだろうなんてやっかむ気持ちが吹き飛びます。たとえどんな環境だろうが己の知恵と行動力があればどんな道も切り開いて行けるとわかり、いかに自分が甘ったれか恥ずかしくなる一冊。パワーに圧倒されたまま読了2021/11/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13022576
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。