出版社内容情報
竹本健治の初期作品集、待望の復刊彼女の自殺に妻は関与していたのか、それとも? 濃密な親子関係から生じた歪を描いた(「氷雨降る林には」)。死人のように青ざめた顔をしたその歴史のある街は、その日、死装束のような濃い霧に包まれていた(「閉じ箱」)。死んだ母親と名付け親の作家との関係に潜む名前の真実とは?(「美樹、自らを捜したまえ」)等。著者初の短編から異色作まで美学に基づき築かれた独特のレトリックで集成された傑作ホラー・ミステリー短篇集。
氷雨降る林には
陥穽
けむりは血の色
美樹、自らを捜したまえ
緑の誘い
夜は訪れぬうちに闇
月の下の鏡のような犯罪
閉じ箱
恐怖
七色の犯罪のための絵本
実験
闇に用いる力学
跫音
仮面たち、踊れ
解説 井上雅彦
竹本 健治[タケモト ケンジ]
著・文・その他
内容説明
彼女の自殺に妻は関与していたのか、それとも―。濃密な親子関係から生じた歪みを描いた「氷雨降る林には」。死人のように青ざめた顔をしたその歴史のある街は、その日、死装束のような濃い霧に包まれていた―「閉じ箱」。死んだ母親と名付親の作家。献本に記された宛名に秘められた真実とは?「美樹、自らを捜したまえ」等。著者初の短篇から異色作まで独特のレトリックで集成された傑作ホラー・ミステリー短篇集。
著者等紹介
竹本健治[タケモトケンジ]
1954年兵庫県生まれ。『匣の中の失楽』を探偵小説専門誌「幻影城」で連載し、作家デビュー。『涙香迷宮』は「このミステリーがすごい!2017年版」で国内編第1位、2017年第17回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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