出版社内容情報
櫛木 理宇[クシキ リウ]
著・文・その他
ヤマウチ シズ[ヤマウチ シズ]
イラスト
内容説明
「宝探しに行こう!」黒沼部長の号令で、キャンピングカーを借り山間の集落へ旅にでた、オカルト研究会一同。草食系大学生の森司は、片想いのこよみと狭い車内でドキドキの連続。しかし着いた先は因襲に縛られた閉鎖的な村。宝は村の偉人の墓所にあるという。そして宝を捜索中に変死した男の足取りを追う一同が見つけたものとは…?ほか、保育園を襲う怪、湖畔の女霊など、恐怖も謎解きも大増量、青春オカルトミステリ第13弾!!
著者等紹介
櫛木理宇[クシキリウ]
1972年新潟県生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞。同年、「赤と白」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、二冠を達成(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bookkeeper
95
★★★☆☆ 初読。園児を襲う怪異、片田舎の秘宝探索…。オカルトの調査をし始めると、人の悪意や狂気がそもそもの原因であることが判明する、というお話の構造が板に着いてきた感じです。真相の意外さを楽しみ、人の心理の闇にぞくっとする。除霊などの徹底対決・殲滅といった解決をあまり目指していない、かちっとし過ぎない幕引きも、独特の不安定感というかいい味わいです。 まぁ、それはそれとして(笑)。森司君、いくら草食系でも「ひょっとしたらイケるんじゃなかろうか?」位はそろそろ気付こうか。「世界一、美味しい気がします」2019/05/07
ままこ
84
シリーズ13作目。「恨むと、相手と繋がる」「強い思念というものは余計なものを引き寄せがち」部長の黒沼の言葉が印象深い。純朴カップル森司とこよみちゃん。今回またひとつ前進。2018/12/26
あっちゃん
74
ラブコメ組にはウケる(笑)2人のラブコメも順調で、今回はキャンピングカーで閉鎖的な村にて宝探し!暗号やら、謎解きは、さっぱりワカラナイけど、ソレはソレで( ̄▽ ̄)2021/08/28
ネムコ
70
今回も楽しかった! 長編かと思ったら、短編2つに中編1つの読みやすい構成。森司くん、誤解が解けて良かったね。うっかり鈴木君の美形設定を失念していたよ(笑) こよみちゃんが口走った将来設計はどのくらい正気だったんだろう…。2018/03/29
巨峰
69
13作目なのにほんと遅々として関係が進展しないです。卒業までになんとかなるのでしょうか。ホラーとしては水準以上だと思います。2019/02/02