出版社内容情報
子供の頃、そして住んでみたパリ。味にまつわる記憶を描く極上エッセイ集。自己中心的でけち、食いしん坊。だけどとてつもなく社交的で、魅力的なフランスマダムがこだわる、クレーム・ブリュレにガトー・オ・ショコラ、シャンパーニュ。パリと食の華麗なカンケイに迫る!
長坂 道子[ナガサカ ミチコ]
著・文・その他
内容説明
バターたっぷりのバゲット、苦味と甘味がぎっしり詰まったガトー・オ・ショコラ、母お手製のマヨネーズ。ファッション誌の仕事を経てヨーロッパに移り住み、かれこれ30年。記憶の中の味がさらなる記憶を、妄想を呼び起こす。往年の大女優の行きつけの店、中国人の営む焼き鳥屋、アパルトマン管理人のチュニジア料理―異国で出逢った個性きらめく人々と、食いしん坊の眼に映った忘れがたき一皿を描いた、珠玉のエッセイ集!
目次
ごはんカンタータ、その一「魔法の杖」(魔法使いのバゲット;ドヌーヴ、神出鬼没の残り香;王様のクスクス;丸い指定席;消えたクロワッサン)
ごはんカンタータ、その二「邂逅」(ヤキトリ・ダンバ;「ラ」のついたマヨネーズ;鴨ラーメンが取りもつ縁;肉食礼賛;宇宙の片隅でフランを頬張る)
ごはんカンタータ、その三「食いしん坊」(恐るべき子供たち;たらちねのタルティーヌ;毛皮とフォワグラ;バターの山塊;キリストの涙)
著者等紹介
長坂道子[ナガサカミチコ]
京都大学文学部哲学科卒。ファッション誌編集者を経て1988年、パリに移住。以来、ペンシルヴァニア、ロンドン等に移り住み、取材・執筆活動を続ける。世界各地の文化、社会、女性、ファッション、アートほか、人道、ソーシャル、南北格差について執筆。現在、スイス在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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