角川文庫<br> 厨房ガール!

電子版価格
¥836
  • 電書あり

角川文庫
厨房ガール!

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 269p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041061312
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

伝説のフレンチ料理学校に入学、失敗ばかりしでかす理恵には誰にも言えない秘密が。それは元警官であること、そして--。料理より推理のシェフ見習い、今日も事件に巻き込まれる!

内容説明

数多くの名シェフを生み出す伝説のフランス料理学校で、シェフ修業中の理恵。いたって本番に弱い。どうしよう、今日は試験なのに。超落ちこぼれ生徒、その実は元警察官。料理より推理が得意?な理恵、調理の科学と人間心理が交錯するところに珍事件が巻き起こる!いつもと違うパスタの味に秘められた謎、レストランコンサルタントの仕掛けた罠。料理探偵の名推理が冴えわたる、痛快キッチン・ミステリー!

著者等紹介

井上尚登[イノウエナオト]
1959年神奈川県生まれ。東海大学工学部卒。会社員を経て放送作家となる。99年『T.R.Y.』で第19回横溝正史賞正賞を受賞し作家デビュー。金融、美術、狂言など、様々な分野に造詣が深く、多くのミステリ作品を送り出している。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

秀玉

19
まず表紙がベタすぎる。読み始めて、あがり症の主人公、緊張が強まり、頭が真っ白に、そんな状態で人に触られると、相手を投げてします。合気道らしい。このあたりが示された段階で読むのをやめようと思ったが、カバンには他の小説が入っていないので続けて読んでいると推理的な要素もある。人間関係もきっちり押さえられている。意外とおもしろい。仲間通しの絆も読んでいて心地よい。なあんて思いながら読み進めていると、先が気になり、あっという間に読了。料理のうんちくはほんとかどうかは別にしてすっと頭に入る。くどくなく描き方がうまい。2023/04/10

メルル

17
フランス料理学校で学ぶ変わった経歴の生徒たち。料理を勉強しながら様々な事件を解決して行く。緊張すると近づく相手をついつい投げ飛ばす主人公の理恵に始まり、強烈なキャラの人々がたくさん登場して、コメディ色満載。まさか、殺人事件が起こったりするとは思わなかった。料理に纏わる謎を読んでいると、料理ってやっぱり科学なんだなと感心。料理は理屈で美味しく作れる。愛情も大事かな?(笑)2017/09/08

ううち

10
かなり昔に読みたい本に登録していたやつ。文庫派なのでこちらを購入。レストランでのお話かと思っていたらフランス料理の学校が舞台でした。コミカルで個性的なキャラたちが楽しい。謎解きもあって、軽く読めました。あと人投げすぎで笑った。2020/02/24

如月小町

6
面白かったけど、登場人物のキャラに頼りすぎている気がする。ミステリー自体は、誰にでも解けそうなものばかりだった。コンソメスープって、こんなに手が込んでいるとは知らなかったので、それは勉強になりました。2018/02/08

ごいんきょ

5
元警察官の女性主人公。今は料理学校の生徒。 料理小説であり、ミステリー小説であるという珍しい作品。2017/09/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12097360
  • ご注意事項