出版社内容情報
国王の娘でありながら、母は死刑台に消え、姉の手でロンドン塔に送られた不幸な少女時代。しかし希望を失わず勉強にはげみ、かしこい女性へと成長したエリザベスは、女王として国と国民に人生をささげ、イギリスを大国に導いていく…。
『まんが人物伝』シリーズは、偉人が子ども時代をどう過ごし、どう偉業を果たしたかをえがいた伝記まんがの決定版!
■『エリザベス女王一世』監修 水井万里子先生のポイント紹介
イングランド国王ヘンリ8世を父として生まれたエリザベスは、幼い頃に母を失いました。小さいころから勉強が大好きで聡明な女の子でした。父の死後、弟エドワード、姉メアリ、そしてエリザベスの順番で王の位につきます。
女王エリザベスは、スペインの無敵艦隊を撃退し、ヨーロッパの難しい国際関係の中でこの国を守りぬきます。また、国内の宗教的な分裂や、経済・社会などの難問を、家来たちの意見をうまく活かしながら切り抜けていきます。後に大国となるイギリスの土台を築き上げたエリザベス女王一世の波乱に満ちた一生がえがかれています。
■目次
第1章 歓迎されない誕生
第2章 牢獄のプリンセス
第3章 神に選ばれた女王
第4章 王冠は誰のもの
第5章 イングランドの守護神
第6章 王冠より大切なもの
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
32
娘さんがとても気に入っている人物であり、多くの出版社が伝記を出しているのでいろいろなバージョンを楽しんでいます。そのおかげで娘さん、ずいぶん詳しくなりました。こちらの本では処刑された母への思いがこもった指輪など、写真資料も豊富で、娘さんと理不尽な当時の情勢に女子として怒ったり、同情したり。シェイクスピアを始め文化にも多大な貢献をもたらした人物だったことにもう少し言及してる伝記があったらいいのにな。絵が麗しく、女の子たちがうっとり読んでました。2021/02/12
*ふうか*
7
Webにて読了。生き方がかっこいい。2020/05/25
okame
6
電子書籍。昔、世界史で習ったけど、掘り下げて読んでみるのは初めてかも。教養があるのは勿論のこと、現在残っている名言や結婚問題なんかを見ても、セルフプロデュースが上手い人だったんだなと思う。あとは周囲をそれぞれの得意分野に長けた、信頼の置ける人を配置できたのも大きかったのか。それにしても男児を産めないことが原因で離婚や身分を落とされたり、処刑なんて残酷だわ。表紙:江端里紗、漫画:さくら。2020/05/20
まるす
5
メアリ・スチュアートがずっと足を引っ張ってくる…いつか女王になれると素直に思っていたのだろうけど、早々に殺される線もあったはずでどういうつもりだったのか。信仰と野望の為ならリスクは承知だったのか。エリザベス1世の時代にスペインを破り、 欧州の大国の座を手にした。所々に挟まれる演説が感動的。2023/06/18
瀬谷
5
内容が濃くて楽しめた。彼女を題材にした映画なんかも観てみたい。2020/05/04