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出版社内容情報
石山 雄規[イシヤマ ユウキ]
著・文・その他
bun150[ブン]
イラスト
内容説明
ある日俺が家に帰ると、見知らぬ美少女がパンツを握りしめていた―俺のパンツを。「わたしは、別に怪しい者ではないんです!」「じゃあなんで俺の家でパンツ漁ってんだよ」北原真央と名乗る彼女との出会い以降、憧れの桃花先輩からデートに誘われたり、初恋の人・伊藤と再会したり。曇天極まる俺の青春に光が差し始めた…はずなのに、なんでいつも傍にいるのは真央、お前なんだよ。第22回スニーカー大賞“優秀賞”受賞作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
スズ
47
          
            無気力な日々を送る元オカルトマニアのダメ大学生の直樹、彼の自宅でパンツを漁っていた謎のストーカー少女真央、互いに孤独と空虚な心の穴を抱えた二人の苦しさと寂しさが滲む青春恋愛もの。タイトルに反し、不眠症に苦しみ薬を飲み続けるヒロインと、自分にいつまでも自信が持てない自堕落な主人公の紡ぐ寂寥感漂う物語の雰囲気が独特で、真央が直樹に惚れた理由や真央のために直樹が下す決断等が従来のラブコメ作品とはかなり毛色が違い、新鮮に感じました。自分の居場所を求めてもがき苦しむ二人の心境が鮮烈に描かれていて胸に焼き付いています2019/06/26
          
        かんけー
46
          
            タイトルで損してますね~?チョッと変わった感じで面白いです♪(^_^)v最初はラブコメっぽいのかなぁ?と読み始めたら、多少笑える場面も挿入してるけど結構リアルな描写が多めで?ぼっち系拗らせストーリーやね♪直樹のキャラは行き当たりばったりの気紛れぼっちでセリフの端々に本音と建前が見え隠れ(笑)ストーカーしちゃう真央は何故にパンツ?のワケ(^_^;)直樹の対比のキャラとして、JD先輩とJS を登場させ真央の存在理由を肯定せしめる。各キャラの心境の変化を微妙に繊細に描き、話の軸がしっかりして最後迄引き込まれた♪2017/08/03
          
        まるぼろ
32
          
            正直な所『マイナスイオン・オレンジ』の方が色んな意味でタイトルとして好ましいと思いますが、読了して今言える事はとても良い作品だったな、と。オカルトの終末論を望んでいた久瀬直樹が帰宅してみると見知らぬ女が部屋を物色していて…と言うお話。前述の通り良い作品だったと思います。出会い云々は兎も角として実家に帰る事になった真央を懇願を受け入れていたとしても行き詰まる未来しか予想出来なかったので、久瀬の選択は正しかったのだと思います。願わくば久瀬が真央に返事を書き新しい関係が始まる事を期待して。次回作も期待です。2017/08/23
          
        水無月冬弥
29
          
            だれだよ、タイトル考えた人!と突っ込みたくなるほど、タイトル詐欺な青春もの。主人公の直樹はネガティブでいい男ではないけど、だからこそ、リアルでどこにでもいる大学生で、ヒロインたちも揃いもそろって地雷案件なメンツのため、グダグダでしまりのない終わり方だけど、だからこそ、痛く、だからこそリアル感がある話だった。……まあ、僕にはこんな青春はなかったんだけどね(笑)2017/08/05
          
        524
26
          
            ☆6 作者:石川雄規 部屋に侵入したストーカー少女と交流を持つことから始まるラブコメ。タイトルと口絵からは全く想像ができないまっとうな青春ラブコメ。登場人物はキャラとしては魅力的だが人間性はまったくのダメ。これ、ハッピーエンドとバッドエンド、どっちのほうが幸せなのかなあ。表紙に釣られたのはあるが、おそらくタイトルがこれじゃなかったら自分はこの作品を読んでなかったし、もっとほかの読者層がついてたと思う。すごく虚を突かれた思いはするが、読んでよかったとは思っている。【お気に入りキャラ:北原真央】2017/08/08
          
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