内容説明
赤坂の高級クラブで日本最大の組織暴力団・三矢組組長が狙撃された。三矢組は直ちに狙撃犯への報復を企て、棟居刑事は一連の事件を追うことになった。一方、多摩川河川敷で1人の青年の死体が発見される。それはかつて棟居が偶然知り合った人物だった。棟居の執念の捜査によって、2つの事件は思わぬ接点を持ち、隠された悲しい真実が露わにされる―。国民的人気シリーズ第3弾!「棟居刑事の占術」併録。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年熊谷市生まれ。青山学院大学卒。10年に及ぶホテルマン生活を経て作家となる。江戸川乱歩賞・日本推理作家協会賞・角川小説賞・日本ミステリー文学大賞・吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スリーピージーン
5
『人間の証明』は確かに見ました。松田優作は記憶に残っていますが、あれが棟居刑事だったのですね。今、わかった。この小説のキイワードは正義感かな?中篇だったからあっさりした感じでした。古い小説は、エンタメであっても知らない言葉がけっこう出てきておもしろいです。2023/03/05
Kitahiro
0
Kindle2023/12/28
かみふうせん
0
ヤクザ抗争を追う棟居刑事。彼氏が正義感に溢れ過ぎたカップルも事件に複雑に絡んで展開。占い師殺人の方も物語に人が入り組んだけど、どちらも最後はアッサリ解決しちゃった感じ。人間の証明が読みたくなっちゃったな。2018/11/22