出版社内容情報
留守居役の深貝文太郎は、5年経った今も妻を殺した下手人を追っている。ある日、膳奉行の彦兵衛が横領を悔い自裁した。殿からその真相を探るよう命じられた文太郎は、思わぬ事件に遭遇し――。
内容説明
駿州沼里藩の江戸留守居役を務める深貝文太郎は妻殺しの犯人を見つけられず、忸怩たる思いを抱いていた。ある日、家中の賄頭が自殺する。遺書で公金横領を告白していた。半月後、今度は留守居役の同輩が乱心して通行人を次々に斬り殺すという事件が勃発。お家取り潰しもあり得るほどの大事件である。文太郎は殿直々にこの事件を解明するよう命じられる―。持ち前の粘り強さと機転を武器に、文太郎が事件の真相を暴く!
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。99年、第1回角川春樹小説賞特別賞を「駿府に吹く風」で受賞(刊行に際して『義元謀殺』と改題)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
92
沼里藩留守居役忠勤控「果断の桜」2巻。警備責任担当留守居役の文太郎さん、妻殺しの犯人を見つけるのにはまだまだ時がかかるのかな?次巻は夏編ですね。2017/12/13
優希
47
面白かったです。お家取り潰しほどの大事件にときめきます。粘り強さと機転を武器に真相を暴く文太郎。捕物帖として楽しめました。2021/03/13
蕭白
5
捕り物帖として楽しみました。2018/02/11
ひさか
3
2017年8月角川文庫刊。書下ろし。シリーズ2作目。のんびりとした冗長な進みかたで、楽しめませんでした。たいした話でもないものを間延びさせた感じがします。2017/10/19
Masayoshi Arakawa
0
20171012 360 新シリーズ2巻目、1巻目が雪、今巻が桜、次巻は夏の何だろう?乞う御期待か?2017/11/12