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虚像のアラベスク

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041058732
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

『最後のトリック』の著者による、芸術探偵シリーズ最新作!創立十五周年記念公演を目前とした名門バレエ団に
公演中止を要求する脅迫状が届いた。
海外の要人が鑑賞を予定していることが判明し、
海埜警部補が専従班として警護に当たることに。
芸術知識と推理力で数々の事件を解決してきた
甥の“芸術探偵”神泉寺瞬一郎と通し稽古に向かうと、
演目の『ドン・キホーテ』は、ダンサーが舞台に刺さったナイフの間をすり抜けたり、
空中高く放り投げられたり、狂言自殺でナイフを胸に突き刺したりと危険なシーンばかり。
万全の警備態勢を整えるが、海埜はある絶対的な不安の原因に気づいてしまった――。
緊張の中、幕があがる!

舞台で渦巻く疑念があなたを幻惑する、書き下ろしミステリ中篇集。

深水 黎一郎[フカミ レイイチロウ]
著・文・その他

内容説明

創立十五周年記念公演を目前とした名門バレエ団に公演中止を要求する脅迫状が届いた。海外の要人が鑑賞を予定していることが判明し、海埜警部補が専従班として警護に当たることに。芸術知識と推理力で数々の事件を解決してきた甥の“芸術探偵”瞬一郎と通し稽古に向かうと、演目の『ドン・キホーテ』は危険なシーンばかり。万全の警備態勢を整えるが、海埜はある絶対的な不安の原因に気づいてしまった―。緊張の中、幕があがる!(「ドンキホーテ・アラベスク」)舞台で渦巻く疑念があなたを幻惑する書き下ろしミステリ中篇集。

著者等紹介

深水黎一郎[フカミレイイチロウ]
1963年、山形県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程修了。2007年に『ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!』でメフィスト賞を受賞してデビュー。同作は『最後のトリック』と改題文庫化され、ベストセラーとなる。11年、「人間の尊厳と八〇〇メートル」で日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。15年刊『ミステリー・アリーナ』で「2016本格ミステリ・ベスト10」国内第1位を獲得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

154
すみません。ごめんなさい。どうしても読み進め無かった。リタイアします。カタカナが多いのはやっぱり苦手です(汗)私には合わなかったということで・・タイトルに惹かれてると多々こういう結果に・・2018/03/30

utinopoti27

142
う~ん、何だろこれ?海埜刑事と「芸術探偵」こと神泉寺瞬一郎が活躍するシリーズだそう。装丁から察するに、バレエネタらしい。第1話は公演の中止を狙った脅迫状の主を突き止めるストーリーだ。とにかくバレエの専門用語がこれでもかと出てくる。適当に流し読みしているうちに終わって、第2話の殺人事件へ。今度は途中まではバレエっぽい描写なのだが、何か違和感が。え~、そうきた?ここで最初あれほどウンチクを羅列した意味が判明する。まさに、あの伝説の怪著「6とん」以来の、久々の衝撃だ。それにしても、まわしって臭いのね (>_<)2019/09/19

ひめありす@灯れ松明の火

66
二つの中編からなる本。前半戦はオチのちゃちはさ置いておいて、舞台上での夢と夢の共演などとてもロマンティックだった。バレエを全く知らない刑事さんが、少しずつバレエの世界に心を開いていくので、こんな風に見えているのかと微笑ましく。芸術探偵の蘊蓄もこれまで聞いた事のない話でした。確かにキトリのvaは主役のvaとしてはちょっと妙だなとは思ってたけど。そして後半戦。私史上稀にみるバカミスでした。褒めています。全力で。まさかだってあれがあれになるなんて思ってもなかったのだもの!薄々気づいてたけどね!面白かったけどね!2018/06/23

koma-inu

54
芸術探偵中編2作。本作の芸術はバレエ、1話目から強めにバレエ描写あり、作者の流石の手腕です。脅迫事件から思わぬ美しいラストが見事。2話目はあるバレエダンサーが殺人事件に遭いますが・・ウウーン、なるほど・・今作はこれがやりたかったのか。急転直下の(○カ)トリック。1話目も伏線なのかよー!P215の館林刑事の解説と、海埜刑事の「考える楽しみを奪うな」がツボです。深水さんを知る読者なら、いい意味で期待を裏切る作品です(多分!)。2023/08/20

あん

53
表紙とタイトルから想像したストーリーとは大違い。やっぱり、深水さんはひと捻りもふた捻りもあって、すんなり終わるストーリー構成ではありませんね。虚像にまんまとやられました(笑)それにしても…カタカタ満載で読みにくかったです(ーー;)2018/04/14

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