出版社内容情報
妻が理事長を務める学校で、待遇に不満を抱える事務長の夫が妻の殺人を画策するが……(「悪魔のような女」)。「暴力教室」「召使」「野菊の如き君なりき」の全4編収録。
内容説明
金森咲代は、とある女子校の創立者で現在も校長、理事長を兼任している。一方、夫の進二は、常に妻の付属品扱い。40代も半ばを過ぎ、ついに耐えきれず、妻の恋人と称する男と共謀して咲代を殺害、彼女をヨーロッパへ旅立ったようにみせかけた。ようやく陽のあたる場所へ躍り出た進二だったが、ある日死んだはずの咲代から伝言が…(「悪魔のような女」)。ユーモラスな展開、意表をつくドンデン返し。ミステリー短編4編を収録。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。76年、「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。作品が映画化されるなど、続々とベストセラーを刊行。著書多数。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞、16年、『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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