出版社内容情報
芸の道に打ち込むジェンヌさんたちの愛と青春を謳いあげた宝塚小説第三弾!宝塚という花園の、酸いも甘いも知り抜いた生き字引のような専科のアモーレさん。どこまでも渋く、成熟した大人のダンディズムを滲ませ、登場するだけで場の空気を締める――そんなプロフェッショナルな職人魂に憧れ、宝塚に入団したえり子。音楽学校で分担さんだった先輩、花瀬レオが組替えで同じ宙組になり、落下傘でついにトップスターに就任。レオンさんを幸せに卒業させるまでが自分の任期と思い定め、懸命にレオンを支えるえり子たち。
「本当に美しいものだけが、絶望している人の心に訴えかけて、人の心を救うことができる――こんな素敵な仕事がほかにあるか? だから私たちのやってることはお嬢様芸ではなくて、つねに命がけの芸術なんだよ」
ひたむきに芸の道に打ち込むジェンヌさんたちの愛と青春を謳いあげた、『男役』『娘役』に続く魅惑の宝塚シリーズ第三弾!
中山 可穂[ナカヤマ カホ]
著・文・その他
内容説明
宝塚という花園の酸いも甘いも知り抜いた専科のアモーレさんのダンディズムに憧れ、音楽学校に入学したえり子。分担さんだった先輩、花瀬レオ(レオン)が組替えで同じ宙組となり、落下傘でついにトップスターに就任。銀橋をまたいで舞台と客席はひとつの宇宙となり、各人各様の人生ドラマを秘めながら、ついにレオンお披露目公演の幕が開く!『男役』『娘役』に続く、愛と青春の宝塚シリーズ第三弾!!
著者等紹介
中山可穂[ナカヤマカホ]
1960年生まれ。早稲田大学教育学部英語英文学科卒。93年『猫背の王子』で作家デビュー。95年『天使の骨』で朝日新人文学賞を、2001年『白い薔薇の淵まで』で山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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