角川文庫<br> 今日も一日きみを見てた

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角川文庫
今日も一日きみを見てた

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041057018
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

どこか飼い主に似たアメショーのトト。このやわらかくてあたたかい、ちいさな生きものの行動のいちいちに目をみはり、トイレの掃除をし、病院に連れていき、駆けずりまわって遊び相手をし、薬を飲ませ、いっしょに眠り、もしこの子がいなくなったらどうしようと家の人と話しては涙ぐむ日々――愛猫へのやさしいまなざしが、誰かを愛しく思うすべての人の心を揺さぶる、感涙のフォトエッセイ。

内容説明

生後三カ月で角田家にやってきたアメショーのトトは、粘り強く慎重派で、運動音痴。ああやっぱり私に似てしまったんだねえと同情し、愛猫の寝息に至福を覚え、どうか怖い夢を見ませんようにと本気で祈る。この小さな生きものに心を砕き世話しながら、救われているのは自分の方かもしれない―猫を飼うことで初めてひらけた世界の喜びと発見。愛するものとの暮らしを瑞々しい筆致で綴る感涙の猫エッセイに猫短篇小説も収録!

目次

我が家に猫がやってくる
猫、病院にいく
猫、手術を受ける
猫、取材される
猫、受け入れる
猫用語というもの
猫、入らない
猫に賭ける
猫をあずける
猫、図らずも節約家
猫、想像力を鍛える
猫の言葉を理解する
猫、におわず
猫、やはり子ではない
猫、限界まで我慢する
猫、どこから?
猫、なぜ比べられる?
猫、遠慮する
猫、夢を見る
猫、性格を変える
猫を、みくびる
猫、世界を変える
猫がきた理由

著者等紹介

角田光代[カクタミツヨ]
1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。90年「幸福な遊戯」で「海燕」新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で99年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年路傍の石文学賞、03年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、11年『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、12年『紙の月』で柴田錬三郎賞、『かなたの子』で泉鏡花文学賞、14年『私のなかの彼女』で河合隼雄物語賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ミカママ

515
猫好きなら「うんうん」頷きすぎて首が折れるんじゃないか?トトちゃんのことは角田さんのブログで読み知っていたが、彼女が心臓疾患持ちとは知らなかった。奇しくも我が家のコナちゃん(シェパード犬)も疾患持ち。うちの子になって5日目の検診で「1年保たないかも」と言われた時にはお先真っ暗になったもんだ。大学病院でのMRIの診断結果、投薬で治療可能と聞いたとき、思わず涙がこぼれたのも角田さんといっしょ。わたしたちファンはトトちゃんの日常だけでなく、角田さんのトトちゃんに対する慈しみの目線に癒されるのである。 2020/01/04

mae.dat

271
ねこのトトちゃんと角田さんの距離間が堪らないねこねこエッセイ。それ迄は動物を飼った事がないまま、犬派と思っていたみたいです。でもアメショのトトちゃんを譲り受けて、当たり前の如く傾向する様になるのね。そして、初めて目の当たりにする事や、固定概念が覆る事に新鮮な驚きを覚えたりしてね。更にトトちゃんの個性に、密やかな優越感の様なものを抱いたりするのね。ねこのある生活の幸せを堪能しました。BC/AC(before cat/after cat)の感受性問題と言う、当事者しか分からない事柄の言語化を有難う御座います。2023/11/05

yoshida

227
角田光代さんが子猫のトトを貰い受ける。角田さん夫婦とトトの生活。私も猫が好きなので共感し読み進めた。当たり前だが猫にも個性があるのだなとしみじみと共感。今まで飼っていた猫達の様々な姿を思い出した。帰宅すると走り寄って出迎えてくれた姿。座っていると膝に乗って寝てしまい、私の足が痺れてそっと下ろすと、のっそりと再び膝に乗って来る姿。休日に寝そべって新聞を読んでいると、新聞の上に乗って構って欲しがる姿。全てが懐かしく個性を感じた。猫が居てくれることで心豊かになる。角田光代さんの愛情を感じる作品。読めて良かった。2018/02/22

ケイ

152
私も子猫を2回飼ったことがある。どちらも一人暮らしの時に。それまで飼ったことが無かったのに、無性に猫を飼いたくてそばに置きたかった。だから、角田さんは夫とともにだけど、来るのを待ちわび、ドキドキしながら貰い受け、愛おしく世話をする感情の揺れに共感した。彼女が自分たちをお母さんと呼ばない気持ちもわかる。だけど、猫バカで猫バカで…。可愛がってるのにどこか短調の音色が残る書き方に感じていた。それが最後にわかる。初対面で彼女にトトが必要なことを見抜き、余計な事を一切言わなかった西原理恵子さんには敬服する。2017/11/11

扉のこちら側

131
2018年243冊め。とにかく猫を愛する人にお薦めしたい一冊。猫について知りたい人にもお勧めしたい。著者の愛猫、控えめなトトがいじらしい。BC(Before Cat)とAC(After Cat)の表現には膝を打ってしまった。私もBC人間なので定期的に猫カフェに彼らをもふりにいかねばいけない体になってしまった。そして苦しむのであった。ああ悲しき猫アレルギー。2018/06/30

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