出版社内容情報
首をはねられるはずが、寵姫に召されて!? 宿命の革命ロマンス!万年氷の地・オーバーラント。ツェルト族のユーリアは凍てつく領土を守るため、王都から治めに来たヴァルディール王子に打ち首覚悟で物申す。
しかし、なぜか王子のお目付け役に任命され、寵姫の噂まで立ってしまう。
それを聞きつけた対立民族がユーリアに敵意をあらわにする中、王子の暗殺未遂事件が起こって…!?
「会いに来たぞ。私の寵姫」氷竜王の化身と恐れられ、死を望まれた王子と己の命を懸けた姫。
宿命に抗う二人の革命ロマンス!
小野はるか[オノハルカ]
著・文・その他
Izumi[イズミ]
イラスト
内容説明
万年氷の地・オーバーラント。ツェルト族のユーリアは凍てつく領土を守るため、王都から治めに来たヴァルディール王子に打ち首覚悟で物申す。しかし、なぜか王子のお目付け役に任命され、寵姫の噂まで立ってしまう。それを聞きつけた対立民族がユーリアに敵意をあらわにする中、王子の暗殺未遂事件が起こって…!?「会いに来たぞ。私の寵姫」氷竜王の化身と恐れられ、死を望まれた王子と己の命を懸けた姫。宿命に抗う二人の革命ロマンス!
著者等紹介
小野はるか[オノハルカ]
第13回角川ビーンズ小説大賞にて読者賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ぐっち
23
北の地の新領主に直訴しにいった族長の娘。なぜか補佐官になったものの寵姫と噂されてしまい…。ヴァルディールのちょっかいに対するユーリアが可愛くてなかなか良い感じですが、まだ恋仲でもないし、いろいろ伏線が残ってますよね。ぜひ続きを出していただいて、すっきりしたいです。2017/06/04
イカまりこ
8
作者さまのプレゼント企画で当たったサイン本♪補佐官として働くはずが寵姫の噂がたって部族間の対立に巻き込まれるヒロイン。厳寒の地域で冬を越すのも苦労する人々のいがみ合いが過去の辛いエピソードと絡んで、信じていい人なのか信じたいのに疑う心いっぱいで読んだ。ヒーローの方も歴代の第二王子が島流しのように送り込まれる地で、しっかり領地を管理すれば謀反を疑われる境遇って虚しすぎる。今までの悪い因習を絶ちきれる二人の出会いが本当によかった。真面目に政治をすることになって、今後皇太子の邪魔が入るんだろうか?次も読む!2024/07/16
ばなな豆乳
6
書店員注目作とのことで、早売りからゲットしたのに忙しくて全然読めてなかった。新領主の御成り道に立ちふさがって直訴したら、補佐官に取り立てられてしまった山岳民族の姫のお話。強い意志をもって仕事に取り組む凛としたヒロインと、ぼんくらのふりをしなければ生き延びられなかった事情もちのヒーロー。恋愛要素もありつつ、メインは民族対立や暗殺関係なので、最近のビーンズ的に珍しい!面白かった2017/08/17
U
6
面白かった!ときめき成分ありつつもわりと塩めなユーリアが好きです。素直に好感を持てるタイプというか。シオン様もつらいな……。殿下しか覚えてないの、そういう場面じゃないけどじわじわくる。2017/08/08
有子
4
高知民族の姫ユーリアが島流しで領主となったヴァルディール王子に、厳しい寒さから民を守るため命を懸けて窮状を伝えようとするところから始まる物語。外套の上から白狼を羽織るだなんて表現が成立するちょっとおかしなボンクラ王子かと思われたヴァルディールですが、美しさが原因で命を狙われ続けた生い立ちからくる性格と頭の良さがかなり好みでした。ユーリアも真っ直ぐでちょっとイケメンすぎると思うの。幼い頃の出来事と現在が少しずつ繋がっていって、彼らがユウリと兄さまと大兄さまだと判明する展開がとても面白かったですね。次巻も期待2018/03/28
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