出版社内容情報
「僕は、この世界でひとりぼっちでした。 そんな思いを、もう誰にもしてほしくはないのです」重度の自閉症者である著者。18歳になり、自らの体験や心情の変化を通して当事者や家族へ贈るメッセージ。
内容説明
会話で気持ちを伝えられない、思うように行動できず叱られる。本当は感覚のまま、自由でいたいだけなのに―。息苦しさを感じながらも、自分の感性に耳をすませ、言葉を綴ることで自閉の世界の豊かさを伝える著者。18歳で始めたブログを元に自らの体験や心情の変化を記した本書には、当事者や家族へのメッセージが込められている。「あるがままを受け入れるのは、ひとりひとりの心です」ロングセラーの単行本を増補して文庫化!
目次
第1章 自閉症という僕の個性(混沌;制御不能な身体 ほか)
第2章 振り返って思うこと(コンプレックス;幼稚園・学校 ほか)
第3章 生きやすくなるために(ヒーロー;支援)
第4章 「自閉症だから」じゃない(秋晴れ;心地いい時間 ほか)
短いお話・詩(鳴いたカラス;ガマガエル君の話 ほか)
著者等紹介
東田直樹[ヒガシダナオキ]
1992年8月千葉県生まれ。会話のできない重度の自閉症でありながら、パソコンおよび文字盤ポインティングによりコミュニケーションが可能。13歳の時に執筆した『自閉症の僕が跳びはねる理由』(エスコアール、角川文庫)で、理解されにくかった自閉症者の内面を平易な言葉で伝え、注目を浴びる。同作は国際的作家デイヴィッド・ミッチェルにより翻訳され、2013年に『The Reason I Jump』が刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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