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出版社内容情報
三巷文が描く伊藤計劃の「ハーモニー」……待望の第2巻!核兵器による世界的危機をへて、生命主義を掲げる高度な医療福祉社会が確立された近未来。
突如、目の前で起きた友人キアンの死と、それと同時刻に世界中で多発した自死事件。
真相をさぐるトァンは、事件の背景に13年前に死んだ最愛の友人、ミァハの存在を感じはじめる……。
伊藤計劃/Project Itoh[イトウケイカクプロジェクトイトウ]
三巷 文[ミナト フミ]
1 ~ 1件/全1件
- 評価
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椎名みさの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
exsoy
42
この巻で終わりだと思ってた!あぁ良かった、これで世界は元通り、で終わるわけじゃなくて。2017/11/01
スター
36
ニジェールでの行為が問題になり、日本に強制的に帰還させられた螺旋監察官のトァン。日本で旧友のキアンと再会するが、思わぬ事件が勃発する。 物語は、トァンの学生時代と、現代を交互に場面転換しながら、進む。2018/11/08
活字スキー
22
【人間の魂をいじる こいつは魅力的な研究だ】死んだはずのミァハの後を追ったキアン。そして世界同時多発自殺事件。鍵となるのは、消息不明の父が行っていた研究。大災禍の悪夢が招く恐怖と混乱。四巻構成で見事な「承」となるタメ回。トァンの調査によって様々な情報が開示され、物語のテーマが多角的に掘り下げられてゆく。2019/12/01
東京湾
22
完璧な筈の社会への不意打ち。突如世界は混乱と不安の渦へ。原作を読んでいた時もこの辺りは口が開きっぱなしだったなと思う。虐殺器官を匂わす台詞が見て取れるのも良かった。作画が良いなあこれは本当。続刊に期待。2017/03/31
ぐうぐう
21
病気や老いは駆逐され、健康という価値観が全てを蹂躙する幸福なる社会。生命主義がもたらせた社会。しかし、ミァハに言わせれば「優しさに殺される社会」となる。そんな偽りの社会を嘲笑うような出来事が起こる。世界同時多発自死事件。管理された命を自らが殺す行為。その行為は、命の大切さに対する抗いではなく、命の不自由さに対する抗いだ。2021/07/10
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