出版社内容情報
「人間は機械だ」トウェインが発表を恐れた最晩年の問題作、待望の新訳!「人間が自分で生み出すものは、何ひとつない――ひとつの意見でさえも、ひとつの考えでさえも、生み出すことはできないのだ」
人間は機械であると主張する老人と、人間の良心を信じる若者。
自己犠牲や母の愛などを例にあげて反駁する若者に、老人は人間の行動はすべて自己満足の結果に過ぎないと巧みな説話で導いてゆく。
アメリカ文学の巨匠トウェインならではのユーモアと鋭い洞察で人間の真理を暴く、最晩年の傑作。
解説・金原瑞人
マーク・トウェイン[マークトウェイン]
1835-1910。アメリカ、ミズーリ州生まれ。その後ミシシッピー河畔に移住。『ハックルベリ・フィンの冒険』『トム・ソーヤの冒険』等を発表し、19世紀を代表する文学者となる。その自由奔放、かつ正確な文章は、後の作家に多大な影響を与えた。
大久保 博[オオクボ ヒロシ]
内容説明
人間は機械であると主張する老人と、人間の良心を信じる若者。自己犠牲や母の愛などを例にあげて反駁する若者に、老人は人間の行動はすべて自己満足の結果に過ぎないと巧みな説話で導いてゆく。米文学の巨匠トウェインならではのユーモアと鋭い洞察で人間の真理を暴く、最晩年の傑作。
目次
第1章 a.人間、それは単なる機械である b.そのもの本体の利点
第2章 人間のもつただ一つの衝動―自分自身の賛成を得ること
第3章 適切な例証
第4章 鍛錬
第5章 機械について更にくわしく
第6章 本能と思考
結論
著者等紹介
トウェイン,マーク[トウェイン,マーク] [Twain,Mark]
1835‐1910。1835年、アメリカ・ミズーリ州の小村フロリダで、開拓者の第6子として生まれる。植字工、水先案内、鉱山探鉱、新聞記者などの職を転々とし、65年『ジム・スマイリーと彼の跳ね蛙』を発表、ユーモア作家として一躍脚光を浴びる。以後、作家・講演者として幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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