出版社内容情報
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湖で発見された、上半身が少女、下半身が魚の謎の遺体。「人魚」事件の背後には未解決の児童行方不明事件が関わっているようだ。その後、また新たな謎の遺体が見つかる。保を狙う国際犯罪組織も暗躍し……。
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湖で発見された、ビニールシートに包まれた謎の遺体。
その上半身は少女、下半身は水生生物のように変化しているように思われる。
比奈子が属する八王子西署にも新たな変化が訪れていた。ずっと捜査を共にしていたメンバーの異動があり、さらに新人が配属されてきたのだ。
内容説明
湖で発見された、上半身が少女、下半身が魚の謎の遺体。「死神女史」の検死で、身体変異に関する驚くべき事実が判明する。そして八王子西署には人事異動の波が訪れていた。新人とのやり取りに苦戦しつつ捜査を進める比奈子。「人魚」事件の背後には未解決の児童行方不明事件が関わっているようだ。さらに新たに子供の奇妙な部分遺体が発見される事件が起こる。保を狙う国際犯罪組織も暗躍し…。大人気警察小説シリーズ第8弾!
著者等紹介
内藤了[ナイトウリョウ]
2月20日生まれ。長野市出身。長野県立長野西高等学校卒。デザイン事務所経営。2014年に『ON』で日本ホラー小説大賞読者賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
186
ジャンルから言えばabsintheストライクのど真ん中。次を読め!というベクトル感覚も強い。でも何か物足りない。犯人の行動原理が最後の説明で納得できず。オゾマシイ悪事自体はともかく、連絡の方法は他に何でもやりようがあったはずで、人物が最善と程遠いことばかりしていると、感情移入も難しい、応援する気もうせてくる。主人公オイテキボリもさらに酷くなっている。前巻BACKの伏線と今回の残された伏線の先にある物を想像させる流れは面白い。続きものの途中なので、本作だけで評価しがたいか。このテーマが得意なのは仙川環さん?2019/04/08
がんも
165
BACKから続く事件は解決だけど、なんかもっと大きな組織が見え隠れして終わりました、これから絡んできそうな伏線抱えた人物も出てきたし、猟奇犯罪捜査班チームワークも良くなってきてるし、益々面白くなるこのシリーズ、最後以外は足を引っ張りまくった新人御子柴くんがこれからどう化けるか、また次巻を待つ日々。2017/07/26
yu
136
Kindleにて読了。 このシリーズは、一気に読んでしまう。子供が被害者になる凄惨なストーリーだっただけに、読後感は良いとは言えない。狂いきった人間が突き進む先が何なのか。これから先、どんな風に中島先生が絡んでいくのかが気になって仕方がない。次巻が待たれる。2017/07/25
sin
133
マンネリ化してきた人間関係に程よいスパイス…登場人物が一人代わるだけで中々の変化を感じた。さて先の物語に姿を現した影の組織の存在が確証を持たれ、そのうえあの超法規的な施設との関係がなきにしもあらずと示唆もあり、以前よりひなちゃんの出入りが容易になったことに新たな火種の予感が…。2017/07/27
ゆみきーにゃ
111
シリーズ八作目。今回も一気読み。こんなこと思いつく内藤さんがすごい!不穏な展開になってきたけどどうなっていくんだろう。永久くんの心からの笑顔、心が温まる。2022/01/23
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- 和書
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