角川文庫<br> WOLF

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角川文庫
WOLF

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  • サイズ 文庫判/ページ数 496p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041052006
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

絶滅した狼は生きている?狼伝説の残る奥秩父・両神山で次々と起こる不可解な事件。ノンフィクション作家の有賀雄二郎は息子の雄輝と共に奥山に分け入るが、そこには驚愕の真相が待ち受けていた……。ネイチャー・ミステリーの傑作!

柴田 哲孝[シバタ テツタカ]
1957年東京生まれ。日本大学芸術学部写真家中退。2006年『下山事件 最後の証言』で日本推理作家協会賞(評論その他の部門)と日本冒険小説協会大賞をダブル受賞、07年、『TENGU』で大藪春彦賞を受賞。著書多数。

内容説明

ノンフィクション作家・有賀雄二郎のもとに、林野庁の埼玉環境保全担当から突如連絡が入った。奥秩父の両神山の麓に“山犬”らしき大型動物の群れが徘徊しているという。息子の雄輝と共に現地に向かった有賀は調査を開始。カナダの大学で森林科学を学ぶ雄輝は、被害の様子をみてニホンオオカミではないかと仮説を立てる。次々に人を襲い始めた“山犬”に危機感を抱く2人は捕獲作戦に協力、正体に肉薄するが…。

著者等紹介

柴田哲孝[シバタテツタカ]
1957年東京生まれ。日本大学芸術学部中退。2006年『下山事件 最後の証言』で日本推理作家協会賞(評論その他の部門)と日本冒険小説協会大賞(実録賞)、07年『TENGU』で大藪春彦賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キャプテン

70
★★☆☆☆_「緊急特番!珍獣ハンターキャプ!未確認モンスターを追え!フェア」第一弾。《絶滅したはずのニホンオオカミ復活か⁉︎》秩父の山の皆様より一報があった。どうやら狼が暴れまわっているようだ。しかし明治にニホンオオカミは絶滅したはず!むむ!これは調査せねば!【調査結果:狼怖くて泣きました。でも誇り高くて格好良かったです。ストーリーは意外とスピード感無く進みました。帯での煽りのせいで、期待していたものとはかなり違いました。どんな未確認モンスターよりも、僕は煽るだけ煽る小説の帯の方が恐いな、と思いました。】2017/03/08

翔(かける)

39
周りに狼好きが多く、気になって手に取った一冊。夢枕獏先生の「動物パニックものの傑作」という推薦帯が光っていたのもあって(笑)。埼玉県秩父で起きた食害事件。正体は伝説のニホンオオカミではないか?それとも野生化した犬なのか?科学的根拠をもとにたどっていった先の真相は…。三峯神社、両神山といった秩父の名スポットが出てきたので、秩父の空気を思い出しながらゆっくりと楽しみました。三峯の博物館にある毛皮は、ニホンオオカミと野犬の二種類があると知ってびっくり。全部ニホンオオカミのものだと思っていましたよ。2017/10/11

きっしぃ

36
RYUとDANCERすっ飛ばして5作目!有賀さん年取ったなぁー!秩父の山で犬らしき大型の生物の目撃情報、野犬?山犬?狼?次々と襲われる家畜や人間たち。WOLFの正体は?捕獲作戦は成功するか?動物パニックものの要素もあって面白かった。息子の雄輝の活躍もいいね!飛ばした2冊も読まなくちゃ!2020/07/19

大福

29
ロマン溢れる傑作。埼玉で謎の動物が家畜や人間を襲う事件が発生。動物の正体は絶滅したはずのニホンオオカミなのか?有賀雄二郎とジャックシリーズは久しぶりだが、UMAとか謎の生物とかいわれると無条件にワクワク。かつて実際にオオカミ騒動のあった秩父を舞台にしたり御巣鷹山事件を取り入れたりすることでリアリティを高めている。まさかの御巣鷹山陰謀説まで飛び出し驚く。柴田先生自身がアウトドア大好きなんだろうなと感じさせる描写がとても多いので、テーマである自然の大きさ、強さ、対する人間の小ささが非常に鮮明に感じられる。2017/09/11

Aiichiro Nakajima

22
UMAから絶滅動物へ。久々の有賀さん2017/03/11

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