出版社内容情報
夏兵衛、惚れた女の仇を討つために、黒幕捜しに奔走する!夏兵衛の想い人・郁江が、仇と刺し違えて亡くなった。黒幕捜しに奔走した夏兵衛は、裏で糸を引いているのが、御三卿の一つ田安家の実権を握っていると言われる男と突き止めるが――。人情味あふれる捕物小説。
鈴木 英治[スズキ エイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。99年、『駿府に吹く風』(刊行に際して『義元謀殺』に改題)で第一回角川春樹小説賞特別賞を受賞。主な作品に「口入屋用心棒」シリーズ(小社刊)、「手習重兵衛」「無言殺剣」シリーズ(中公文庫)、「勘兵衛」「半九郎」シリーズ(ハルキ文庫)、「父子十手捕物日記」シリーズ、「新兵衛捕物御用」シリーズ(徳間文庫)など多数。気鋭の時代小説作家として注目されている。
内容説明
泥棒稼業から足を洗い、探索の道に目覚めた夏兵衛は、惚れた女・郁江を殺して息絶えた木下留左衛門の素性を調べる。やがて留左衛門が御三卿の田安徳川家に仕官し、田安家次男・賢丸の命で動いていたことを突き止めた。次期将軍の座を欲する賢丸が、第十代将軍家治の嫡男・家基の命を狙っているのではないか…。果たして夏兵衛は、賢丸の策略を阻止し、郁江の仇を討てるのか?人情味あふれる痛快捕物帳、最終巻。
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。99年、第1回角川春樹小説賞特別賞を「駿府に吹く風」で受賞(刊行に際して『義元謀殺』と改題)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。