出版社内容情報
入り婿角次郎、武士となり兄の仇を討つ!崩落した永代橋の架け直しが幕府費用で行われることになった。総工費三万五千両を超す大事業だが、勘定奉行の大久保が工事で私腹を肥やそうとしている疑いがあることを角次郎らはつかむ。不正を暴くことができるか?
千野 隆司[チノ タカシ]
1951年、東京生まれ。國學院大学文学部卒業。90年、『夜の道行』で第12回小説推理新人賞を受賞し、選考委員から“第二の藤沢周平”と賞賛される。以後、時代小説を中心に活躍中。
浅野 隆広[アサノ タカヒロ]
内容説明
勘定奉行大久保忠信の悪事を暴こうとして殺された兄の仇を討つため、武士となった角次郎。勘定奉行所が関わる不正を次々と暴き出すが、大久保は巧みに追及を逃れ続ける。崩落した永代橋の架け替え事業の普請担当だった長兵衛殺害の裏に、私腹を肥やそうとする一派の策謀があると睨んだ角次郎は、妻のお万季と共に、材木仕入れに疑義がないか調べ始める。すると大目付中川忠英の用人頭と一派との不審な繋がりが浮かび…。
著者等紹介
千野隆司[チノタカシ]
1951年、東京生まれ。國學院大学文学部卒業。90年「夜の道行」で第12回小説推理新人賞を受賞し、選考委員から「第二の藤沢周平」と賞賛される。以後、時代小説を中心に活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ベルるるる
26
お兄さんの仇も無事に討ったし、五月女家も存続できるし、お店も大きくなったし、これで、このシリーズも完結なのかな。2017/05/17
はにこ
25
今回は永代橋の木材について。メインテーマだった兄の仇打ちを成し遂げる為に、五月女家の見方である武家のみらなず、大黒屋の直吉も駆り出される。米屋の番頭が探索に駆り出されて可哀想。でも直吉にも良いことがあって良かったね。裏切り者の正体も明らかになったし、次は大黒屋主の角次郎が見られそうね。2021/03/09
葵
23
米屋の婿となった元侍の角次郎が、兄の仇をうつために再び武士となり不正を暴くお話、3巻目でとうとう敵の本丸、ラスボスを倒しました。よかったー。仇をうったら、お義父さんとの約束通り角次郎はまた商人にもどります。そして息子の善太郎が五月女家の当主に。どうやらこのシリーズの先には侍となる息子の活躍もみられるらしい。そこまで読めるかな〜?2024/04/17
rokoroko
11
最後の巻を読み終えました。侍-町人-侍と早変わり出来たのだろうか。とりあえずかたき討ち出来て良かった2017/10/17
高橋 (犬塚)裕道
7
星3.5。面白いんだけどやっぱり文章が好きになれない。必要以上に説明臭い気がする。話は面白いんだけどね。2023/06/02
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