出版社内容情報
小森 陽一[コモリ ヨウイチ]
著・文・その他
内容説明
「皆さんは国語の授業が好きでしたか?」帰国子女という言葉すらなかった時代。コモリくんは書き言葉で話す、周りとちょっと違う小学生。そのために皆と“仲間”になり切れず、国語(特に作文!)が大嫌いになったコモリくん。そんな彼は日本語と格闘し、海外で日本文学を教える側になり、ついには日本を代表する漱石研究者にまでなってしまう。米原万里氏ら多くの作家も笑賛した、自伝的エッセイの名著。
目次
第1部 日本語に出会う(ことばとの出会い(東京・プラハ/小学校時代)
帰国してから(東京/(小)中学校時代)
ことばの実践としての政治参加(東京/高校時代)
「国文科」進学(札幌/大学時代))
第2部 日本語と格闘する(アルバイト教師時代(札幌/大学院生)
日本文学を教える(東京/大学教師)
アメリカで日本語と出会う(カリフォルニア大学/客員教授)
声と身体で表現する日本語(東京/カリフォルニア))
第3部 日本語を教える(道場破り―小学校の巻;道場破り―中学校の巻;授業というライヴ―高校の巻)
著者等紹介
小森陽一[コモリヨウイチ]
1953年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は日本近代文学。なかでも、日本近代小説(表現論・文体論)、近代日本の言語態分析、現代日本の小説と批評。北海道大学文学部卒業、同大学院文学研究科博士課程修了。成城大学助教授などを経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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