角川スニーカー文庫 縛りプレイ英雄記〈２〉剣が振れない聖騎士さま

語部 マサユキ【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2017/07発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 292p／高さ 15cm
• 商品コード 9784041051801
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

語部　マサユキ［カタリベ　マサユキ］
著・文・その他

ぎうにう［ギウニウ］
イラスト

内容説明

回復魔法なき世界に転生した高校生・陣。天然すぎる元聖女マリーに心も体も癒やされる旅が始まる―はずが、はぐれていた騎士イリス合流で早くも別れの危機！？マリーの護衛役として、陣への警戒を全く解かないイリス。彼女と共に“石化”の怪物・メデューサに挑むが…「その剣、重すぎるだろ。使えんのか？」「う、うるさい、敵に心配される謂れはない！！」ポンコツ女騎士加入で、ますます不安な異世界放浪コメディ第２弾！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

はぐれていたマリーの護衛騎士イリスが合流して当然のように誤解される陣。そんな状況でメデューサによる石化事件の解決に挑む第二弾。実力はありそうなのに、力を発揮しきれていないポンコツ女騎士のイリス。イリスをかばい石化してしまったマリーと見えてきた事件の意外な真相。この世界に染まっていないからこそ見えることがあって、冷静に相手のためを思ってアドバイスしてやれる陣はほんといいやつですよね。今回登場したイリスもヒトミもなかなかいいキャラでしたけど、この調子で仲間も従魔も増えていくんですかね（苦笑）続刊も楽しみです。

2017/07/01

[サキイカスルメ]

石像のパンツ覗く挿絵の犯罪感（笑）マリーとのほのぼの旅が続くかと思いきや、残念でした、女騎士参上で今度はメデューサの謎を解決する2巻。イリス登場で、マリーの出番が少し減ったのはションボリでしたが（陣との間にイリスが立ち塞がるので）あんな騙されやすい子が連れてきた強面の男を警戒するのは当たり前でしたね、ええ。今回はヒトミちゃんのインパクトが強かったかな。彼女の生い立ちは壮絶で懸命で、陣によって救われて本当によかったです。この世界、クズい人間多くて、もうやり切れない。

2017/07/11

[ホシナーたかはし]

前巻が面白かったのに、二巻で、その辺に溢れているハーレム系ラノベで前回と似たような展開に。マリーと陣を夢がちゃかす雰囲気を二巻でも続くかと期待したのに、スゲー、ほんと、ガッカリとしか言いようがないくらいガッカリ。

2017/07/09

[真白優樹]

はぐれていた護衛騎士のイリスが合流する中、遭遇した石化事件に挑む今巻。―――悩みも問題も、皆の力で解決してみせる。陣の凶悪面に警戒するのも分かるが喧嘩腰過ぎでは。そんな騎士であるイリスの問題にも立ち向かう今巻は、現代世界の知識を持つ陣が方々を駆け回り、そんな彼の活躍によって仲間が増え、問題も悩みも解決していく巻となっている。問題が根本的な解決を迎えず、裏の黒幕はまた自らの道を往く。そんな中で自らが英雄になる事を望まず、気楽に往く陣。そんな彼と増えゆく仲間達の旅はどこへ向かうのか。 次巻も楽しみである。

2017/07/04

[リク@ぼっち党員]

『眠り病』を解決したジンたちはマリーの幼なじみである騎士イリスと合流。町娘を石化させるというメデューサの噂を聞いたマリーは、当然の如くお人好しを発揮して石化の治療と事件の解決をすることに。 異世界人ならではの視点から事件を見て、自身の体験から偏見を持たないジンの公平性が事件解決に繋がる展開は上手い。立ち位置とか適正を冷静に判断したり、正しい者には優しく手を差し伸べるジンはいい奴だ。英雄に向かないって自己判断は哀愁を誘うけど。 それとジン強っ！ 阿吽の呼吸なサポートがあったとはいえ複数人ボコるってすごいな。

2017/06/30