さくら、うるわし―左近の桜

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041050668
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

甘美で幻想的な異界への誘い――匂いたつかぐわしさにほろ酔う連作奇譚集。

内容説明

犬に姿を変えられたつくろい師、死者の衣を剥ぐお婆、曰くつきの私家版の稀覯本…霊界の異形のものたちとの交わりを円熟味増す筆で紡ぐ、甘美で幻想的な異界への誘い。陶酔感あふれる「左近の桜」シリーズ第3弾!

著者等紹介

長野まゆみ[ナガノマユミ]
東京都生まれ。1988年『少年アリス』で文藝賞受賞。2015年『冥途あり』で泉鏡花文学賞、野間文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

103
表紙が耽美過ぎて電車の中じゃ、読めないじゃないか・・・。化生の者である桜蔵を彼岸ではなく、此の世に留めているのは周囲の働きかけがあるからに過ぎない。死者に殴られては魂が抜け出ては乗っ取られる彼の身体は最早、空蝉でしかない。それにしても何度も大変な目に遭っているのに学習もしなければ、警戒からの措置を取らない桜蔵は呆れるしかない。日文さんが呆れ果てるのは殻が「男」である者の馬鹿さ加減だと思う。取り敢えず、雨の中、自転車通学は止めときなさいよ。個人的に「この川、渡るべからず」は奪衣婆の柔軟な職務姿勢は好きだな。2018/02/18

優希

100
妖艶にして耽美。人でないものを引き寄せてしまう桜蔵が彼岸と此岸を彷徨う様子が美しかったです。夢と現、妖と人、過去と現実の境が曖昧になり広がる世界に翻弄されますが、そこがこのシリーズの魅力だと思いました。まだ謎が多いですけれども、続編もありそうですし、今後少しずつ色々なことが見えてくるのでしょうね。前2作以上に妖奇譚の色合いが強くなった気がしますが面白かったです。2017/11/27

ひめありす@灯れ松明の火

68
どうしてこんなに心が騒ぐのだろう。あなたは私の事なんてちっとも気にするそぶりを見せないのに。住まうべき境界が違う。吸う水が違う。受け入れられるものが違う。器の形が違う。種別が違う。性別が違う。叶う事のない願いなのに。触れてはならない欲望なのに。共に彼岸へと渡るもまた一興と誘われてしまう。危うげで嫋か。儚げで妖しげ。乳よりも白い膚を食み、ごつごつと節高くなったところを慰撫し、僅かな紅に口接けたいと、衝動は募る。教えておくれ。どうしてこんなにもあなたは我々を惹きつけるのか。もうすぐ咲き誇るだろう、さくらばなよ2018/03/15

しゅてふぁん

42
前二作とは毛色の異なる第三作。これまではひと月一話で桜蔵と‘左近’の一年が書かれていたのに、今作は短編が四つ。桜蔵の環境が変わったからなのかな。季節感とともに楽しんでいた私にとっては残念な構成変更だ。登場人物の名前が同じなだけで、別の作品を読んでいる気分になった。とはいえ、次が出ても読むけど!詩集『緑の月』の第三話、過去と現在が繋がる第四話がよかった。2018/11/13

鴨のオレンジソース煮

36
じっくり長野ワールドを堪能。不可思議で、難解で、美しい悪夢のようで、耽美で、物語を頭の中で何度も反芻して引き込まれる。作品に登場する人の名前がいつも魅力的。桜蔵(さくら)とか千菊(ちあき)とか女性を思わせるのに男性だし。私が中学生の時から全くブレない長野ワールド。うっとり。2017/11/20

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