角川ビーンズ文庫<br> 嘘つき婚約コンチェルト―ドイツェン宮廷楽団譜

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角川ビーンズ文庫
嘘つき婚約コンチェルト―ドイツェン宮廷楽団譜

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  • サイズ 文庫判/ページ数 251p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041049990
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

共犯者になるなら守ってやる――暴君指揮者と“婚約”の結末は!?“養護院出身の伯爵令嬢”にして、新人バイオリニストのミレア。そんな彼女が、「音楽の邪魔になる求婚者よけ」という利害が一致し、公爵家の跡取りで、気鋭の指揮者でもあるアルベルトと仮婚約することに……!!

永瀬 さらさ[ナガセ サラサ]
第11回角川ビーンズ小説賞奨励賞・読者賞受賞。「精霊歌士と夢見る野菜」(全3巻)でデビュー。

緒花[オハナ]
漫画家、イラストレーター。BL、TL、ライトノベルなど幅広く活躍。代表作はBL漫画『23:45』(一迅社/gateauコミックス)。

内容説明

「共犯者になるなら、守ってやる―婚約者なら当然だろう?」バイオリニストの伯爵令嬢・ミレアは、気が進まない婚約話に困っていた。そんな時、宮廷楽団指揮者で公爵令息・アルベルトから“嘘の婚約”を提案される。「で、でも私、お付き合いとかしたことないし」「僕の言う通りにすればいい。この総譜を片付けろ」「下僕扱いじゃない!」かくして、互いに望まぬ婚約よけで熱愛中ということに!?宮廷ラブ・ストーリー!

著者等紹介

永瀬さらさ[ナガセサラサ]
第11回角川ビーンズ小説大賞奨励賞&読者賞受賞。『精霊歌士と夢見る野菜』(受賞作改題・改稿)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

54
養護院出身の伯爵令嬢にして新人バイオリニストのミレア。気が進まない婚約話に困っていた彼女が、宮廷楽団指揮者で公爵令息アルベルトから嘘の婚約を提案される物語。彼女の出生の秘密と将来を導いてくれた聖夜の天使の存在。彼と再会を夢見るお転婆娘だったミレアが、共犯者となって秘密を共有するアルベルトと共に過ごすうち少しずつ変わってゆく心境。いい感じに効いていた周囲のキャラたちも絡めつつ、お互いの実家も巻き込んだ騒動に奮闘しながらも、なかなか素直になれない二人の距離感がとても良かったです。7月に続刊出るようなので期待。2017/06/05

ぐっち

36
「聖夜の天使」からバイオリンをもらってバイオリニストを目指すヒロインと、偽装婚約をするイケメン指揮者・・・。まあ予想通りのお話なのですが、音楽関係がしっかり書き込まれていて、演奏を聴いてみたい、ってなります。あとマエストロや第一楽団の人たちが軽いので、読んでて楽しいです。もちろんアルベルトのツンデレも堪能しました。せっかくオーケストラなのだから、続編でもっといろんな人の関係も描いてくれるといいなと思います。2016/12/10

Piichan

36
宮廷楽団をめぐる人間模様がよく描かれていると思いました。 永瀬氏のデビュー作である『精霊歌士と夢見る野菜』にくらべると文章が濃密になり、シリアスなシーンもうまく描けるようになったと感じました。 2016/12/09

蝶よ花You

32
ヒーローはヒロインが可愛くて、可愛くて、可愛くて。大事で、大事で、大事で仕方ないのね(笑)幾重にも重なった嘘から始まるヒーローとヒロインの関係ですが、その嘘が全て親から子への愛や大切な相手への愛で形成されたものである、という優しい物語。それでも、その愛が表に出るまではその嘘は嘘として非難や嘲笑としてヒロインに降りかかるのですが、それを救うはやはりのヒーロー。影から日向から。あらゆる手段でヒロインを守ります。結局のところ、溺愛系ヒーローというやつ(笑)意地悪で優しい甘さを堪能できました。2017/03/05

合縁奇縁

29
作者買いの作品。今回も面白かったです。バイオリニストと暴君指揮者カプ。じゃじゃ馬ヒロインに振り回されるヒーローが個人的には好きです。子供の頃に自分を助けてくれた恩人の「聖夜の天使」が探すために世界一のバイオリニストを目指す伯爵令嬢のミレア。「聖夜の天使」を色々とミレアに脚色され、動揺するアルベルトが面白かった。ミレアの才能を引き出すきっかけが「聖夜の天使」がスイッチ(笑)アルベルトを見てると「図書館戦争」の堂上「のだめ」の千秋「金色のコルダ」の月森を思い出します。アルベルトと師匠のかけあいが面白かった。2018/07/27

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