出版社内容情報
今度はカリブ海上で奇跡が発生!? 一層のスケールアップで贈る第12弾!休暇中にカリブ海クルーズに誘われた平賀とロベルト。その船上で海が真っ二つに割れ、巨大な十字架が出現したのを目撃する。だがその直後に恐ろしい殺人事件が起こり!? 豪華客船に隠された真実とは――。
藤木 稟[フジキ リン]
大阪府出身。1998年『陀吉尼の紡ぐ糸』でデビュー。ミステリーや伝奇など、多岐にわたるジャンルで活躍する。著書に「陰陽師 鬼一法眼」シリーズ、『ハーメルンに哭く笛』『黄泉津比良坂』『太古の血脈』など。
内容説明
多忙を極める平賀とロベルトは、ハイチでの公務後に1週間の休暇を取るようサウロから厳命される。急な休暇の過ごし方に悩む2人だったが、現地で出会った豪華客船のオーナー・ルッジェリに誘われ、カリブ海クルーズに出ることに。だがその船上で、海が割れて巨大な十字架が出現するのを目撃する。2人は奇跡調査を開始するが、船内ではヴードゥの儀式を模した殺人まで発生し…!?天才神父コンビの事件簿、緊迫の第12弾。
著者等紹介
藤木稟[フジキリン]
大阪府出身。1998年『陀吉尼の紡ぐ糸』でデビュー。ミステリー、伝奇、ホラー、SF、児童書など幅広いジャンルで活躍する。「バチカン奇跡調査官」シリーズ、「朱雀十五」シリーズ、「陰陽師 鬼一法眼」シリーズなど著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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青蓮
102
「休暇中の豪華客船上で事件に遭遇!?」某ミステリーで観たことがあるパターンですね!いつもとはちょっと違うタイプのエピソードでしたが、面白かったです。平賀×ロベルトの名コンビが楽園に潜んだ謎に挑みます! 一部ファンサービスと思われる内容もありますが(笑)平賀もロベルトも仕事しすぎです。たまには休みましょう。2017/11/02
ひめありす@灯れ松明の火
79
神父様たちが南の島でビーチでバカンスなんて!想像もつかんわ!!と思ったけれど、案の定そういう事にはならないシリーズ12冊目。楽園に潜む原罪の話。この所ブードゥ教とのご縁が続いております。相変わらず面白いし、勉強になります。そして今回もCIAはポンコツです。大丈夫なのかCIA。強い事が、正しい訳ではない。でも弱い事が正しい事なのかな?二つには定まらぬ、波の合間に揺れる小舟のように世界は引きずり回されていく。ノアの箱舟だけじゃなく、世界はいつだって小さな箱舟なのだ。惜しむらくは見たかった、平賀神父の、あれ……2017/07/27
ぽんすけ
68
今回は豪華客船が舞台?素敵そう!そう思ったこともありました。…もはや豪華客船関係なしに殺人事件でしたね。ロベルトはまだ楽しもうと努力してたけど、平賀…。思いっきり通常運転!今回は珍しく初期段階で悪人が誰かわかっちゃったな。ジュリアの登場も3回ともよみきった。ハイチっていうとカリブの陽気な島国だと思ってたけど全然違った。クールランニングのジャマイカと混同してた。政治の混乱や地震被害、白人による搾取といろいろ問題を抱えていて大変な国だった。初出から7年くらい経ってるから現在はいろいろ事態が好転してるといい。2023/07/10
眠る山猫屋
66
バミューダトライアングルで起きた今回の奇跡にはビックリ。今までの奇跡とは種類が違う。何故なら・・・ネタバレなので話せませんが。そして後半登場するマジシャンの正体にも。さらなるガルドウネの暗躍への序章の一冊。そういやトントンマクート、ゴルゴ13と戦ってたなぁ。2017/01/06
そのぼん
61
シリーズ第14弾。今回は主人公二人が休暇中に豪華客船に乗ることになり、そこでとんでもない事件に巻き込まれて・・・というお話でした。いつもの通り色んなうんちくもあり、面白かったです。アニメ化されるらしいですが、是非見てみたいです。2017/02/19