クマのプー―世界一のクマのお話

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041049358
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

出版社内容情報

クマのプー生誕90周年記念・全世界のファンが待望した公式続編!A.A.ミルン『クマのプー』が1926年に出版されて以来、プーは世界中で何世代もの親子に愛されてきました。生誕90周年を祝って、プーを愛する4人の児童文学作家が、冒険とハチミツにみちた春夏秋冬の物語を、1篇ずつ書き下ろしました。本書の春夏秋冬の四つの章の中で、いつも一生懸命なクマのプーは、川や雪を見て、大冒険をくり広げます。でも、どこか間の抜けた勘違いをして落ち込むことも。しかし、どんな時も、最後にはかならずクリストファー・ロビンがやってきて、プーのことを抱きしめてくれます。プーの世界を愛する子どもたちと、かつて子どもだった大人たちに向けて、世界同時発売で本書を刊行いたします。E.H.シェパードの画風を踏襲した、温かみとウィットにあふれる130点以上の描き下ろし挿画が、本文を彩ります。絵本としても、読み物としても、画集としても、お手元にいつまでも置いておきたくなる一冊です。

『クマのプー 世界一のクマのお話』
100エーカーのモリの1年間――プーと、森のなかまたちの、新しい冒険がはじまります。

【収録内容】
・はじめに(訳/森 絵都)
・秋の章 プーとコブタが、ドラゴンの襲来にそなえます(作/ポール・ブライト 訳/森 絵都)
・冬の章 100エーカーの森に、ペンギンがあらわれます(作/ブライアン・シブリー 訳/森 絵都)
・春の章 〈べつのロバ〉が、イーヨーのアザミをねらいます(作/ジーン・ウィリス 訳/森 絵都)
・夏の章 プーが、ナイル川のソースを夢見て、旅にでます(作/ケイト・ソーンダズ 訳/森 絵都)
・おわりに(訳/森 絵都)

A.A.ミルン[エーエーミルン]
1882年、ロンドン生まれ。詩人、小説家、演劇脚本家。風刺漫画雑誌「パンチ」への寄稿を経て、1923年、詩篇「テディベア」内に登場したクマをモデルに、1924年に詩集『ぼくたちがとてもちいさかったころ』、1926年に小説『クマのプー』を上梓した。

森 絵都[モリ エト]
1968年、東京都生まれ。1990年『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。2006年『風に舞いあがるビニールシート』で第135回直木賞を受賞。『いつかパラソルの下で』『DIVE!!』『みかづき』など著書多数。

マーク・バージェス[マークバージェス]
A.A.ミルンの原書の挿絵を担当したE.H.シェパードのテイストを再現している、クラシカルで質の高いイラスト。オールカラー。

ポール・ブライト[ポール ブライト]
絵本作家、詩人。2004年、デビュー2作目の『Quiet!(未訳)』(2003年)で第5回ブルーピーター児童文学賞候補。2007年『I’m Not Going Out There!(未訳)』(2006年)で第13回ストックポート児童文学賞受賞。2010年『Crunch Munch Dinosaur Lunch(未訳)』(2009年)で第30回チルドレンズ・ブック賞候補。

ブライアン・シブリー[ブライアン シブリー]
作家、アナウンサー、放送作家。著書に『クマのプーさんの世界』(2003年、岩波書店刊)など。ほか、『クマのプーさんスケッチブック』(1995年、ブックローン出版刊)と『The Pooh Book of Quotations(未訳)』(1991年)を編纂。ミルンとシェパードに関する評論、講義、放送も手がけた。

ジーン・ウィリス[ジーン ウィリス]
小説家、児童文学作家。著作および受賞歴多数。主な著作に『Beswitched(未訳)』(2010年)、『The Whizz Pop Chocolate Shop(未訳)』(2013年)など。2014年、『砂の妖精』(1963年、KADOKAWA刊)の続編『Five Children on the Western Front(未訳)』(2014年)で第15回コスタ賞を受賞。

ケイト・ソーンダズ[ケイト ソーンダズ]
5歳から物語を書き始め、300冊以上を執筆。主な著作に『まほうの森のプニュル』(2012年、小学館刊)、『Dr Xargle’s Book of Earthlets(未訳)』(1988年)など。2003年第21回スマーティーズ賞、2007年第27回チルドレンズ・ブック賞受賞。2003年第33回ウィットブレッド賞候補。ほか、受賞歴多数。

E.H.シェパード[イーエイチシェパード]

内容説明

冒険とハチミツにみちた春夏秋冬の物語を、4人の児童文学作家が1篇ずつ書き下ろし。原作を踏襲した描き下ろしカラーイラストを130点以上収録!クマのプー生誕90周年、公式続編。

著者等紹介

ブライト,ポール[ブライト,ポール] [Burgess,Mark]
絵本作家、詩人、2004年、デビュー2作目の『Quiet!(未訳)』(2003年)で第5回ブルーピーター児童文学賞候補。2007年『I’m Not Going Out There!(未訳)』(2006年)で第13回ストックポート児童文学賞受賞。2010年『Crunch Munch Dinosaur Lunch!(未訳)』(2009年)で第30回チルドレンズ・ブック賞候補

シブリー,ブライアン[シブリー,ブライアン]
作家、アナウンサー、放送作家

ウィリス,ジーン[ウィリス,ジーン]
5歳から物語を書き始め、300冊以上を執筆。2003年第21回スマーティーズ賞、2007年第27回チルドレンズ・ブック賞受賞。2003年第33回ウィットブレッド賞候補。ほか、受賞歴多数

ソーンダズ,ケイト[ソーンダズ,ケイト]
小説家、児童文学作家。著作および受賞歴多数。2014年、『砂の妖精』(1963年、KADOKAWA刊)の続編『Five Children on the Western Front(未訳)』(2014年)で第15回コスタ賞を受賞

バージェス,マーク[バージェス,マーク]
作家、児童書挿画家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

112
世界一有名なクマ、「クマのプー」生誕90周年記念・公式続編(アンソロジー)、森絵都訳という事もあり、読みました。4人の現代作家による四季の物語、4篇の中では、この時期に相応しい冬の章がオススメです。挿絵も素敵でプレゼントにも良い本です。ところで「ピグレット」が本作では、「コブタ」となっているのは、何故でしょうか?他は「プー」、「イーヨー」、「ティガー」等となっているんですが・・・原作でも実はそうなのかなぁ。元カノがピグレットを好きだった事を想い出しました。甘酸っぱく、苦い想い出です。2017/01/14

吉田あや

76
クマのプー生誕90周年の記念に刊行された本書。4人の現代児童文学作家さんがA.A.ミルンの原案世界を元に書かれた公式続編の物語は、100エーカーの森で暮らすプーさんたちに訪れる四季をテーマに、変わらない懐かしい景色が見えてくる。新しいお友だちとの出会い、冬のピクニックで飲むホットチョコレート、ナイル川のソースと、ほのぼのミステリー風に進んでいく4つの物語はミルンの世界観を壊さないよう丁寧に思い出を辿りながらも新しさもあり、また新たなプーさんたちに再会できたことが嬉しい。(⇒)2021/01/17

ハミング♪♪@LIVE ON LIVE

70
"Winnie-the-Pooh"的世界観を存分に堪能させてもらった。あぁ、満足・・・。疲れも吹っ飛ぶ、ゆったりした温かみのある空気感。眠りの狭間でも、スッと入ってくる親しみやすさとおもしろさで、まさに夢見心地。心地良過ぎて、自分が寝ながら夢を見ているのか、起きたまま夢を見ているのか、わからなくなるほど、ふわふわしてぽかぽかして、安らかな曖昧さに魂が浮遊している。ソースの話がお気に入り。私もソースを探しに旅に出たい。どれも良かったので、原書で読みたい。森さんの日本語訳が絶妙でさすがだから、なおさら。2017/01/19

ハミング♪♪@LIVE ON LIVE

54
今回も夢見心地で読んだ。プーさんに癒された♪暖かくなったら、みんなとピクニックしたい。お外でお茶会とか楽しそう☆ソースを探す旅とか!2017/12/22

ミーコ

46
プーさんの表紙に惹かれて連れて帰った1冊。プーさん初読みです。頭のゆるいプーさんだけど可愛い( *´艸`) プーさんの回りにも個性的な動物がいっぱい❣️ 1番好きなのは『冬の章』人見知りの激しいペンギンとトボガンで雪滑りをして遊んでるうちに仲良しになって行く姿が良かったです。また来年も雪の季節に会えるよね❔ また機会があったら読んでみたい物語です。2019/02/24

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