角川文庫<br> バースデーカード

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角川文庫
バースデーカード

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041048993
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

母と娘、家族の愛……。映画原作、涙なくしては読めない感動小説!紀子は引っ込み思案の小学生。優しい両親と元気な弟と幸せに暮らしていた。ところが母・芳江が病気で他界。落ち込む紀子11歳の誕生日、生前の約束通り、なんと芳江から紀子にバースデーカードが届く……。

吉田 康弘[ヨシダ ヤスヒロ]
1979年大阪府出身。同志社大学卒業。なんばクリエイターファクトリーで井筒和幸監督に学ぶ。井筒作品『ゲロッパ!』の現場見習いからスタート。助監督としてステップアップを重ね、2007年『キトキト!』で監督デビューを果たす。その後映画、ドラマの監督のほか、井筒監督作品『ヒーローショー』の脚本などを手掛ける。

内容説明

引っ込み思案な小学3年生、紀子の母、芳恵が突然病に倒れた。芳恵は余命宣告を受けながらも、紀子の10才の誕生日に家族で出かけたピクニックで、毎年誕生日にバースデーカードを贈ると子どもたちに約束。そして1年後、父や弟と懸命に生きる紀子に、天国の芳恵からカードが届く…。20才になるまで1年に一度届く優しい母のメッセージに、時に笑い、怒り、涙しながら成長する紀子。世代を超え女性の胸を打つ母と娘の愛の物語。

著者等紹介

吉田康弘[ヨシダヤスヒロ]
1979年大阪府出身。同志社大学卒業。なんばクリエイターファクトリーで井筒和幸監督に学ぶ。井筒監督作品『ゲロッパ!』の現場見習いからスタート。助監督としてステップアップを重ね、2007年『キトキト!』で監督デビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のんき

89
この作品は泣けました。紀子が小学四年生の時、紀子の母の芳恵が、紀子が大人になるまで、誕生日カードを書くと約束して亡くなりました。芳恵が入院してる間に、亡くなるまで、紀子が11才になるときからの手紙を書いていたのでしょう。 母は、もういませんが、紀子は、毎年バースデーカードを開いて読みます。どれも愛情がこもっていて、紀子の知らない母を知ったりします。母は、生きてはいなかったけど、いつも紀子を見守ってくれてたんだなあ。とっても素敵な家族でした。2018/01/12

たるき( ´ ▽ ` )ノ

61
最後、グッときた。何回かそういう場面があったけど、最後やばかった。私も来週挙式を控えているけど、親に花嫁姿を見てもらえること自体が幸せな事なんだと思った。今の時期に読んで良かった(*^^*)2016/12/09

はる

53
心温まる物語。引っ込み思案な小学3年生の紀子は、母親を突然病気で失ってしまう。だが、次の年から亡くなったはずの母親から毎年紀子の誕生日にバースデーカードが届くようになる…。もし幼い子供を残して自分が死ななければならなかったとしたら、いったいどんな言葉をかけてやればいいのだろう。母親の想いが切ない。ラストには母親の小さなサプライズが。2021/02/28

たるき( ´ ▽ ` )ノ

40
5年ぶりに再読。何度読んでも、感動は薄れない。今の日々は決して当たり前ではないのだと痛感させられる。毎日を大切に生きよう、と心から思う。2024/03/26

たるき( ´ ▽ ` )ノ

35
再読。母の愛、父の大きさ、家族の温かさ・・・いろんなものが溢れている、素晴らしい作品。また5年くらいしたら読み返したい。2019/10/19

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