内容説明
貴族の時代から武士の時代へと大転換期を迎えていた1173年、京都の名門日野家に生まれた親鸞は、生涯の師・法然と出会い、絶対他力の信仰世界へと導かれる。越後への流罪、法然との別れ、妻帯者としての苦悩の中で、ひたすら信仰を貫き、布教を続けた親鸞は、還暦を過ぎて、家族を稲田に残して帰洛する。浄土真宗の開祖・親鸞の波瀾に満ちた90年の生涯を、『出家とその弟子』で知られる著者が描いた、人間味溢れる伝記小説。
著者等紹介
倉田百三[クラタヒャクゾウ]
1891(明治24)年、広島県生まれ。結核のため一高を中退。在学中に西田幾多郎の門をたたき、「愛と認識との出発」などの論文を一高校友会雑誌に発表する。1917(大正6)年『歎異抄』の教えを戯曲化した『出家とその弟子』がベストセラーになる。その後も病床にありつつ、『布施太子の入山』『俊寛』『法然と親鸞の信仰』など、次々と宗教的倫理的な主題を扱った作品を多数著した。1943(昭和18)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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