出版社内容情報
玉梓、網乾左母二郎、犬塚信乃…。伝説の人形劇のラストを覚えていますか?悪女舟虫の計略にはまり、管領扇谷定正に捕えられた犬塚信乃。扇谷は信乃を使って八犬士の残りをおびき出そうとしていた。救いに現れた犬飼現八も捕まってしまう。一方、鎌倉の町では関東管領扇谷が安房の国里見義実を打ち滅ぼそう戦の準備を進めていた…。『南総里見八犬伝』の大胆な解釈のもと、大人気を博した伝説の人形劇。その脚本化が書き下ろした完全小説版の最終話を収めた全四巻完結巻! (解説:京極夏彦)
一 現八山賊と間違われ、謎解きの機会を掴む
二 断崖の下に左母二郎、風雲急也丹後半島
三 洞窟に響く骨の歌声、謎は謎を呼ぶ経ケ岬
四 外国人(とっくにびと)の亡霊現れ、ついに怨の珠の謎解決
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十五 蜘蛛の糸を食う小犬、道節導いて薬師堂
十六 管領着々と戦の準備、富山に詣でる七犬士
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石山 透[イシヤマ トオル]
1959年のNHK『ピエロが泣いた』でテレビのシナリオ作家としてデビュー。1971年、筒井康隆の『時をかける少女』を原作の少年ドラマシリーズ第一作『タイム・トラベラー』が好評を博す。その後、オリジナル続編を執筆し、自身で『続・時をかける少女』として小説化。ついで1973年、NHK人形劇『新八犬伝』のシナリオを担当、これが大ヒットとなる。1977年にはNHK時代ドラマ『鳴門秘帖』、1979年人形劇『プリンプリン物語』のシナリオを担当、『ラーマーヤナ』。SF的発想と独自の楽屋落ちに才腕を揮ったが、58歳で死去。
内容説明
里見家の宿敵、鎌倉の管領扇谷定正は安房の国を滅ぼすため戦の準備を進めていた。一方、安房那古観音の境内では、伏姫ゆかりの七人の犬士がようやく巡りあい集っていた。最後の犬士、犬江親兵衛を探して、犬塚信乃と犬村角太郎は出羽の国に旅立つが、二人の行く手を阻むのは、あの玉梓が怨霊だった!『南総里見八犬伝』の大胆な解釈のもと、大人気を博した伝説の人形劇。その完全小説版、完結巻!
著者等紹介
石山透[イシヤマトオル]
1958年に脚本家デビュー。85年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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