角川スニーカー文庫
自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う

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  • サイズ 文庫判/ページ数 302p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041047286
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



昼熊[ヒルクマ]
著・文・その他

加藤いつわ[カトウイツワ]
イラスト

内容説明

交通事故に巻き込まれた「俺」は、目が覚めると見知らぬ湖の近くに立っていた。体は動かず、声も出せず、わけもわからぬ状況に混乱し叫び出すと予想だにしない言葉が―!?「あたりがでたらもういっぽん」ど、どうやら俺は自動販売機になってしまったらしい…!選択できる行動は自動販売機の機能“のみ”。自力で動くこともできず、会話もまともにできない状況で異世界のダンジョンを生き抜くことはできるのか!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

46
自販機マニアな主人公が、自販機として異世界に転生することになる物語。これまで蜘蛛や人外と色々あった異世界転生モノ。今作はその中でも自販機に転生というクレイジーな設定が最大の魅力であり、武器でもありますね。自販機という限られたことしか出来ない中で、物語を作り出す作者さんの力量は中々のものでした。全体的にテンポも良かったし、サクサクと楽しく読めて結構良かったです。ただのネタ作品かと思ったら案外やるやないか。ラッミスもいい味出してたと思います。今後どうなるのかも気になるし、次巻が出たら読もうかな。2016/08/02

Yobata

24
事故に巻き込まれ死んだはずの自分が目覚めたのは見知らぬ湖で、生前からマニアの域で愛好していた自動販売機の姿だった⁈自販の機能でなんとか異世界生活を乗り切ろうとした矢先,元気印なラッミスと出会い…。なろうで日間,週間,月間で1位を獲得した自動販売機に異世界転生する話。もう設定の突拍子のなさに惹かれて購入したが、“加護”という設定のみが転生スキルで、他は自販の機能だけ,会話も「いらっしゃいませ」「ざんねん」等しかできない中で、物語を進めていく制限ある構成の中でもよくまとまってる出来た話になってて感心w→2016/07/31

ナカショー

23
かなり尖った設定でだったけど、上手くまとめられてて何より、ヒロイン達が可愛かった!作者が自販機マニアのおかげかかなりマニアックな自販機の存在も知れてかなり楽しめた。酸素ボンベが売ってる自販機があったなんて知らなかったよ・・・・・・。今後どんな自販機が出てくるのか楽しみ。2016/09/10

リキヨシオ

22
現実世界で死んだ人間の「俺」が異世界に転生した姿は「自動販売機」だった!自動販売機マニアから自動販売機になりファンタジー世界で生きていく…というより商品を販売し始める物語。少女ラッミスと出会い「ハッコン」と名付けられた自販機は「いらっしゃいませ」や「ざんねん」など一定のコミュニケーションが可能で様々な商品と機能を追加しながら異世界に順応して人気者になり活躍する。自分では動けないけどクオリティーの高い自動販売機はとても便利で楽しい!それにしても酸素自動販売機が登場するとは!もっと自販機に注目していきたい。2016/10/06

ツバサ

18
自動販売機が好きな主人公が自動販売機に押し潰されて異世界に自動販売機として転生!主人公が自動販売機?良いじゃないか。限られた言葉を駆使して必死に考えを伝えようとするのが良い。最初に主人公を見つけて、仲良くなった相方のラッミスがなぜハッコンに固執するのか疑問に残るが、次巻で分かるよね。てか次巻出るよね、ぶっ飛んだ設定だけど上手く作られてたと思うから続き出てくれ。2016/08/09

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