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出版社内容情報
〈聖剣〉セニオリスに適合したラキシュは眠れぬ夜を過ごす――。〈獣〉の侵食により死にかけた都市ライエル。
その外れの森で新たに発生した妖精の子供2人は、リンゴ、マシュマロと名づけられた。
「ふぇどーるーっ!」「ふぇどるー」
「まったく、どうして僕なんかに懐いてるんだか」
ぼやくフェオドール四位武官に、ラキシュは悪戯っぽい笑顔を返す。
彼女らと過ごす日々の中、フェオドールは自らの想いを告げることを決めるが、そこに〈十一番目の獣〉(クロワイヤンス)の『小瓶』が落とされる……。
新シリーズ、第2弾。
枯野 瑛[カレノ アキラ]
クリエイター集団A‐TEAM所属。2002年にPCゲーム『Wind -a breath of heart-』のノベライズで富士見ファンタジア文庫よりデビュー。代表作は「銀月のソルトレージュ」(富士見ファンタジア文庫/全5巻)。近年は、PSPソフト『サモンナイト5』(2013年)のシナリオを担当するなど、多方面で活躍。
ue[ウエ]
福岡在住のイラストレーター。
内容説明
“獣”の侵食により死にかけた都市ライエル。その外れの森で新たに発生した妖精の子供2人は、リンゴ、マシュマロと名づけられた。「ふぇどーるーっ!」「ふぇどるー」「まったく、どうして僕なんかに懐いてるんだか」ぼやくフェオドール四位武官に、ラキシュは悪戯っぽい笑顔を返す。彼女らと過ごす日々の中、フェオドールは自らの想いを告げることを決めるが、そこに“十一番目の獣”の『小瓶』が落とされる…。新シリーズ、第2弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
65
嘘つき青年将校と兵器な妖精少女達による儚いファンタジー物語の2冊目。衰退の止まらぬ都市・ライエル付近にある森で生まれた妖精の女の子リンゴとマシュマロの二人と出会うところから始まる話。今回も心にグサグサと突き刺さる展開で、胸が張り裂けそうだった。可愛くてやんちゃ盛りなリンゴとマシュマロ、そんな二人に振り回されながらも楽しい日々を過ごしていた日常シーンが温もりに溢れた優しい展開だっただけに、後半からのダメージのデカさがヤバい。これ本当ハッピーエンド難しすぎるやろ…。果たして救いの日は来るのか。次巻はよ。2016/07/01
かんけー
46
リンゴとマシュマロの無邪気な笑顔と戯れに癒されるけど、物語は悲壮感を伴い破滅への前奏曲を奏でて?黄金妖精(レプラカーン)のおチビちゃん達の相手をしている時のフェオドールの様子がとても和む(^.^)堕鬼種(インプ)なのに?嘘をつく事が下手な少年は大陸が一度墜ちて終えばいいと本心で思ってた。アイセア♥が久々登場してくれて凄く嬉しかった(*^^*)大人のお姉ちゃんになっちゃって♪ティアットとラキシュのフェオドールを廻る感情の起伏は互いを思っての発露なのだと?そんな平和な日々の裏で不吉は忍び寄る...?→2016/07/04
よっち
43
獣の侵食により死にかけた都市ライエル。その外れの森で新たに発生した妖精の子供、リンゴとマシュマロ。再び島を落とそうとする動きが見えて、ティアットたちが極秘調査を命じられる新シリーズ第二弾。新しい子供二人に振り回され、懐かれるフェオドール。その役割が変わりつつあるラキシュたちに自らの計画を打ち明けようとする中で起こった新たな事件。丁寧な描写が積み重ねられたからこそ、より厳しく感じられた結末でしたが、再び巡り合う運命というか業の深さを思わずにいられない展開ですね。救いのある未来が見いだせるといいんですが。。。2016/07/01
niwaniwatori
42
人々は、平穏に慣れた。なんだかんだ言って、何百年の間、浮遊大陸群は平和だったのだ。ならばこれから何百年が経っても、どうせ沈まないに違いない。そんなことを多くの者が考えるようになっていた(p24より)………読者とフェオドールもきっと、平穏に慣れていた。なんだかんだ言って妖精たちは生き続けてきたわけだし、このままずずっと元気でいてくれるんじゃないかと考え始めていた。その優しい幻想をぶっとばす、黒くて冷たい現実の物語。同時に38番浮遊島の戦い自体には勝ち目が見えてきているというのが、もう一周回ってとても悲しい。2016/07/07
ナカショー
38
この読了感はずるい。森で新たに発見された妖精兵の2人の子供。2人ともフェオドールに懐いてただけに辛い。スッカリ持ち上げられて落とされました。続きは読みたいけど読みたくない・・・・・・。2016/10/07
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