角川スニーカー文庫 オーバーカマー！！〈２〉解けない心の溶かし方

春日部 タケル【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2016/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 284p／高さ 15cm
• 商品コード 9784041045732
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

春日部　タケル［カスカベ　タケル］
著・文・その他

ハル犬［ハルケン］
イラスト

内容説明

レッドを熱愛する少女・フリル登場で、ミルフィ失職の危機！助手の座をかけた依頼解決バトル、勝利の鍵は“パンツ”！？さらにレインからも「今すぐ事務所を畳んで下さい」との勧告が…。事務所存続のため、レッドは“絶対零度の氷の魔術師”に挑むが、最強能力者相手でも、やっぱり勝負はサイコロ次第！？お悩み解決所、廃業寸前！！残念トリオの反則バトルコメディ、緊急事態の第２巻。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ナカショー]

レイン回。冷たく凍ってしまった彼女の心を最終的に溶かしたバカだけどバカじゃないがやっぱりバカだけど良いバカなレッドがカッコ良かった。そんなレッドに助けられたレインの最後の笑顔の破壊力が凄まじかったです。是非とも続きが出て欲しいですな!

2016/10/01

[Yobata]

ミルフィが何者かに狙われているという事で、氷の捜査官レインが護衛に付き,同時に事務所の有益も見定められるも、いつもの馬鹿騒ぎによって存続の危機に立たされる。そこにレインが徹底的に悪を憎む元凶となる男が現れ…。クールビューティのレイン回。偏愛殺人狂によって家族を殺され,悪を憎み,復讐心に燃えるレイン。家族の仇を討つため1人で強くならないといけないという思いに囚われてるレインに対し、自分の力を正確に理解し,仲間の助けを惜しげもなく頼るレッドは反目しあうも、数々の依頼にレッドの強引に、馬鹿騒ぎへ突きあわせた→

2016/09/30

[しぇん]

一巻では顔見せ程度だったクールビュティーレインさんのお話。犯罪者を憎むようになった哀しい過去とその過去を超えるまでの話ですね。例え弱くても、何を使おうが仲間や家族を守ろうとする所長が相変わらず良い男でした。その本当の意味での強さでレインさんの心も溶かしてくれましたし。　ただ、後書きからみるに打ち切りですかね？

2016/10/08

[ツバサ]

1巻と同様でシリアスとギャグが上手く機能し合ってて面白い。読んでて楽しいし、熱くなったりするところがあって良い。それだけに続いてほしいと思う。

2016/10/02

[彼方]

ミルフィが強大な組織に誘拐された事を機に護衛に付いたのは氷のA級捜査官・レイン。変態でも賑やかな相談所の面々と触れ合う中、強さを求め捜査官を目指した元凶と相対する…第2巻。レッドを熱愛する少女・フリルも良いアドバイザーな立ち位置に収まりましたけど、今回のメインは強烈なシリアスドラマ。家族を皆殺しにされ、復讐に取り付かれていたレイン…解決まで若干もっとレッド個人とのやり取りほしいな…と思ってしまったものの、孤独だった彼女が再び家族を得て昔のように笑えるラストは清々しかったですね…。しかし打ちきりとは…残念。

2021/11/09