出版社内容情報
著者本人の実体験を元に描かれた、渾身作!十津川警部、最新長編売れない作家・三浦に、出版社の社長から3月26日開業の北海道新幹線を題材にしたミステリーの依頼が来る。前日に刊行してベストセラーを目指すと言うのだ。作業を終えた三浦は開業当日の新幹線に乗り込むが……。
西村 京太郎[ニシムラ キョウタロウ]
内容説明
売れないミステリー作家・三浦に、明日書房の高橋社長から「ベストセラーを出しませんか」と依頼が来る。3月26日開業の北海道新幹線を題材にミステリー作品を書き、3月25日までに発売して、売りだそうと言うのだ。無謀とも言える依頼だったが、高橋社長の熱心さに折れ、引き受けることに。本のタイトルはその名も『北海道新幹線殺人事件』。無事に脱稿し、3月26日当日、東京発の北海道新幹線に乗り込んだが、グリーン車両内で小説同様の殺人事件が起きてしまう。さらに、三浦の隣に座っていた女性も、東京の自宅で殺害されており…。小説と現実が混ざった事件に十津川警部が挑む!
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞受賞。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞を受賞。2004年には第8回日本ミステリー文学大賞を受賞。トラベル・ミステリーで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しゅてふぁん
30
中学生の頃に夢中で読んだ、西村京太郎。鉄道に興味を持ったのは、間違いなくこのシリーズの影響( *´艸`)どれもタイトルが似通っていて既読未読の判断がつかない(笑)おじさんが出てきて、若い女性が出てきて、殺人事件が起きる。ああ、このシリーズはこんな感じだったな、懐かしいな、と。でも、北海道新幹線に対する意気込みは物凄く伝わってきた。久しぶりの十津川警部シリーズ、二時間ドラマのキャスト達で脳内再生されて楽しかった(笑)2017/02/22
みき。
10
2時間ドラマの枠が激減してしまった今、これがドラマ化される日はくるのだろうか・・・とか思いながらの読了。いつも通りのようでいて、こんな結末かいな、みたいな。『北海道新幹線』だったけど、結局作中では北海道入りしてないじゃん、っていうね(笑)2017/06/04
Mayrin
7
色々「?」が残る内容だった。「小説の内容がそのまま殺人事件になった」筈なのに、主人公が途中の殺人事件に気づかなかったり...。そして、唐突に謎が解かれたり。少し残念な内容でした。2019/09/26
kenkou51
1
長編、でも字は大きめ。最初でストーリーの展開が見えてしまった。どんでん返しもなく、予想どおりの結末と言った感じ。2018/04/11
義輝仮面
0
【★★★☆☆】北海道新幹線乗る機会があったので、乗りながら読んでました。 西村京太郎作品にハマって数ヶ月、ここ最近は登場人物の苗字「三浦」率は異常であるなぁと思い始めた。 真相はなるほど…こう言うやり方の依頼殺人もあるのかと感心してしまったよ。2017/11/03




