出版社内容情報
北から南へ十津川警部が駆け抜ける、トラベル・ミステリ短編集警視庁捜査一課の日下は、刑事であることを明かさずに書道教室に通っていた。しかし十津川警部から電話が入ったことにより、職業がばれてしまう。すると、過剰な反応を先生が示して……表題作ほか4編収録。
西村 京太郎[ニシムラ キョウタロウ]
1930年東京生まれ。65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞を受賞。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞を受賞。2004年には第8回日本ミステリー文学大賞を受賞。トラベル・ミステリーで活躍。
内容説明
警視庁の日下刑事は、身分を明かさず書道教室に通っていた。しかし、日下が現職の刑事だと知り、突然態度を変えた美人書道家が気になり、彼女の過去を調べ始める。本籍地は青森で、高校を卒業してから31歳の今日まで、実に8回も引っ越していた―。好奇心と行動力を武器に、日下刑事が真実を暴く!(「青森わが愛」)殺害された女性が飼っていた猫が事件解明の鍵となる。(「北の空に殺意が走る」)他、十津川警部が謎に挑む3編収録。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞受賞。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞受賞。2004年には第8回日本ミステリー文学大賞を受賞。トラベル・ミステリーで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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fumikaze
12
「青森わが愛」短編集。どの話も読みやすいが最後が不自然だったり、よくわからなかったり、物足りなかった。著者がベテラン作家だから売れるかもしれぬが、そうでなければ見向きもされないのではないか。とは言え、過去にベストセラー作家だった著者は出版社には充分儲けさせているだろうからこれでも良いのだろう。2017/04/03
桂 渓位
5
短編集。表題作に、十津川警部は出てきますが、セリフは日下刑事との電話でのやりとり位で、ほぼ活躍しません✨ カメさんは青森が舞台にも関わらず、登場すらしないと言うのも、驚きでした(^^; 日下刑事が活躍する場面が多い、一冊となっています📕 2020/12/09
aaboo
2
最後の短編が意外な結末だった。2021/05/22