桃月庵白酒と落語十三夜

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桃月庵白酒と落語十三夜

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041043172
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0095

出版社内容情報

古典芸能であるがゆえの「お勉強感」なんて吹っ飛ばせ!男は強くなければ生きてゆけない。やさしくなければ生きて行く資格はない。加えて粋で乙でなければならない。その上モ テれば言うことない。それには――やっぱり落語でしょう!桃月庵白酒が語る「落語の骨頂」!

前書き(杉江松恋)

第1夜 「芝浜」
第2夜 「野ざらし」
第3夜 「明烏」
第4夜 「花見の仇討」
第5夜 「御慶」
第6夜 「二番煎じ」
第7夜 「錦の袈裟」
第8夜 「酢豆腐」
第9夜 「臆病源兵衛」
第10夜 「粗忽長屋」
第11夜 「目黒のさんま」
第12章 「らくだ」
第13章 「火焔太鼓」

桃月庵白酒[トウゲツアンハクシュ]
(とうげつあんはくしゅ) 落語家。本名愛甲尚人(あいこうなおと)。1968年12月26日鹿児島生まれ。92年4月早稲田大学中退、五街道雲助師匠に入門。前座名「はたご」。95年6月 二ツ目昇進、「喜助」と改名。05年9月真打昇進し三代目「桃月庵白酒」を襲名。毒をまぶした現代的なまくらからの古典落語を聴かせ、寄席やホール落語会で大人気沸騰中。TV番組「噺家が闇夜にコソコソ」(フジテレビ系列)や映画「ぼんとリンちゃん」に出演するなど、高座を離れた分野でも活躍している。

杉江 松恋[スギエ マツコイ]

内容説明

これはモテないぼくらのための落語入門書だ!!落語の「笑い」の核にあるのは「男のどうしようもない部分」です!大反響の連載をまるっと書籍化!

目次

芝浜
野ざらし
明烏
花見の仇討
御慶
二番煎じ
錦の袈裟
酢豆腐
臆病源兵衛
粗忽長屋
目黒のさんま
らくだ
火焔太鼓

著者等紹介

桃月庵白酒[トウゲツアンハクシュ]
1968年鹿児島県生まれ。92年4月早稲田大学中退後、六代五街道雲助に入門。前座名「はたご」。同年6月上野鈴本演芸場にて初高座。95年6月二つ目に昇進、「喜助」に改名。2005年9月真打に昇進、「三代桃月庵白酒」を襲名。一般社団法人落語協会所属

杉江松恋[スギエマツコイ]
1968年東京都生まれ。慶應義塾大学卒業。国内外のミステリをはじめとする文芸書やノンフィクションなど、幅広いジャンルの書籍について書評・評論活動を展開。読書会、トークイベント、落語会の主催も精力的にこなす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

qoop

10
白酒師のナチュラルに斜に構えた人生観/落語観が詰め込まれた、たまらない一冊。いいこと一つも云わないで伝統・人情・江戸にまつわる落語幻想をバッサバッサと切り捨てると、身も蓋もないながら確かに落語の核が見えてくる。この爽快感! 師の顔と声で再生されるインタビューだけにどんな毒舌でも素直に聞けるが、未聴の方であっても無問題だろう。随所に散見する師の顔写真が、毒舌ぶりを見事に中和してくれるから。2016/09/08

hitsuji023

8
落語の演目や登場人物についての話。この本の中にもあるが、芸談というものがあまり好きではないとのことで、高座でも聞けないだろうからそういった意味で貴重なのかと思う。与太郎の性格とか、この噺のどこを省略したとか具体的な話が面白い。ある程度落語の演目を知っている人なら、おすすめしたい一冊。2022/07/24

unichin

8
飲みの席で芸談はしたくない、友達少ない、相談事は嫌いなど、落語同様ヒールを装いながらも、落語の解説になると優しさがポロポロ出てくる。そんな素敵な師匠の素敵な対談集。「人間はバカである。ただ女性は幾分マシなだけ」など、名言も多数収録。2017/08/03

kaz

6
半分程度は、白酒の芸談のようなものといったところか。「意外と」と言っては失礼だが、噺の構成や進め方から声の出し方等のディテールまで、真面目に取り組んでいるということが伝わってくる。白酒の噺が受けるのは、毒のあるクスグリのせいだけではないということが、よくわかる。インタビューが脱線した芸談以外の部分も面白い。取り上げられているネタは「芝浜」「野ざらし」「明烏」「花見の仇討」「御慶」「二番煎じ」「錦の袈裟」「酢豆腐」「臆病源兵衛」「粗忽長屋」「目黒のさんま」「らくだ」「火焔太鼓」 2017/04/30

厩火事

5
何度か寄席で高座を拝見した事があるけれども、どれも絶妙な間で、サラッと、したもので好意が持てる落語家さんだと思っていました。この本を読んで、噺への姿勢なんかを知って納得できました。これからも期待して注目していきたいと思います。2018/11/28

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